飛行機にサーフボードを持ち込みすると破損する?サーフトリップでの梱包方法は?

皆さんサーフトリップには行きますか?
サーフトリップとはホームとなる海を離れ国内外の離れた海にサーフィンしに行くことです。
サーフトリップでの普段とは違う空気感や波質、人との出会いによって心身共に成長する人も多いようです。
そんな楽しいサーフトリップに自分のマイボードを持っていく人は多いです。
海外へサーフトリップに行く際は飛行機が必要不可欠ですが、サーフボードを持ち込むと破損するということが多発しているようです。
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飛行機にサーフボードを持ち込みすると破損する?
飛行機にサーフボードを持ち込むと破損するというのは結構有名な話です。
厳密に言うと”破損する可能性が高い”といった感じです。
しかも、サーフボードは壊れやすい特殊な荷物として扱われるため、サーフボードが破損しても航空会社に責任を問うことが原則できないようになっています。
サーフボードは預けるときに航空会社から「壊れても責任を負えないよ!」という趣旨のサインを求められるので、壊れても弁償などという事はないということです。
これを考えたら大事なサーフボードを航空会社に預けるのはちょっと怖くなりますよねw
世界の海を回りながらサーフィンしているプロサーファーの中にも航空会社のサーフボード破損の餌食になっているようです。
・サーフボードが破損したプロサーファー達
世界回りながら大会や練習に励むプロサーファーは一般のサーファーよりも飛行機にサーフボードを持ち込むことが多いです。
そのため、サーフボードの破損トラブルの比率も高くなります。
最近ではSNSで被害を訴えるプロサーファーも増えており、その被害の大きさが世間の目に止まるようになってきました。
破損被害に出くわすプロサーファーはたくさんいるでしょうが、その中でも酷いものをちょっとご紹介したいと思います。
ジョン・ジョン・フローレンス
まずはジョン・ジョン・フローレンスから。
彼はニューヨークからロサンゼルスに飛行機を使って移動した際、預けていたサーフボードが見るも無残な状態で返ってきました。
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これは酷いですね~。
ボードバックがボロ雑巾のようになっています。
これわざとやったでしょ?のレベルです。
ちなみに、ジョン・ジョンが利用した航空会社は”jetBlue”で、サーフボードを預ける超過手荷物料金に500ドルも支払っていたとのことです。
アレックス・グレイ
お次はフリーサーファー、ビッグウェイバーとして知名度のあるアレックス・グレイのサーフボード被害です。
アレックス・グレイは”アメリカン航空”のホノルルからロサンゼルス行きの飛行機を利用した際に破損被害に遭っています。
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持ち込みしたサーフボードの5本中4本が破損するという悲惨な状況になっています。
この動画はSNSで拡散されたのちテレビのニュースでも取り上げれ、ちょっとした騒ぎになったようです。
騒ぎが大きくなったため、アメリカン航空ではサーフボードとサーフバック共に賠償し、超過料金として払っていた150ドルも返金したということです。
ナチョ・ゴンザレス
持ち込みの破損被害はまだあります。
ビッグウェイバーのナチョ・ゴンザレスもスペインの航空会社の”イベリア航空”で破損の被害に遭っています。
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チリのサンティアゴに行った際の破損映像ですが、サーフボードが見事に真っ二つになっています。
大波用というだけあって、厚みもあり強度もそれなりにあるサーフボードです。
それがここまで見事に割れるってちょっとおかしいような・・・。
ナチョ・ゴンザレス本人も「7階から投げ落としたのでは?」とSNSでコメントしています。
ジェイク・マーシャル
18歳という若さで世界を周ってサーフィンのイベントに挑むジェイク・マーシャルは、”TPAポルトガル航空”を利用した際に悲劇に襲われました。
QSイベント出場のためヨーロッパを訪れた彼が目にしたのは、最高の波ではなくノーズが折れた5本のマイボード。
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ワールドツアーに参加する権利を得るための大事なイベントを前にしてこれはヒドイ・・・。
このときも150ドルの超過料金を払っていたジェイク・マーシャルは、
「ボードチャージを払ってこんな扱いを受けるなんて言葉が出ない」と怒りより呆れ気味だったそうです。
自分の将来を左右するイベントだけに万が一補償されたとしても、いろんな意味で損害が大きいですね。
五十嵐カノア
東京オリンピックの日本代表で出場が濃厚な五十嵐カノアも最近サーフボードの破損被害に遭っています。
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これは・・・w
我らが日本代表候補のサーフボードを粉々にしてくれていますw
航空会社は伏せられていますが、ロシアからカリフォルニアへと戻る際の飛行機で事故に遭ったようです。
しかも、ロストバゲージ(荷物が紛失すること)していたらしく、手元に戻ってきたらこの有様だったようです。
失くすし壊すし結構とんでもない航空会社ですね。
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サーフトリップでの梱包方法は?
プロサーファーは世界を周る回数も多いので飛行機での破損被害が多くなりがちです。
ですが、僕ら一般サーファーもサーフトリップの際に飛行機に持ち込みして破損する可能性は十分にあります。
対策としてはやはり梱包はしっかり行うということしかありません。
一度サーフボードを預けてしまうと次に手元に来るまで、どのような扱いを受けているか分かりませんからね~。
航空会社の社員がよく荷物を投げているところを動画で撮影されていることがありますが、サーフボードが投げれていることも大いにありそうです。
航空会社の社員がサーファーなら気を使ってくれそうですが、そんなラッキーはほぼないでしょうからねw
で、肝心のサーフボードの梱包方法なんですが、写真付きでガッチリ梱包しているブログがありました。
サーフボードの梱包方法はこちらのブロクから↓↓↓
参考:マイルでサーフィン様
わかりやすいし、材料もホームセンターで簡単に手に入るものが多いです。
サーフトリップの際の梱包にかなり参考になりますね!
ちなみに、最近では”Flexi-Hex”というダンボールの梱包材が少しずつ出回っているようです。
サーフボードの破損を防ぐこのような梱包材が安く一般にも出回れば、飛行機での破損のトラブルも少なくなりそうです。
サーフボードが破損したときの保険
サーフボードを梱包しても扱いが常軌を逸していると、サーフボードの破損はありえます。
そのため、サーフボードに保険をかけたいと思う人も少なくないのではないでしょうか?
しかし、残念なことに海外旅行保険ではサーフボードの破損、盗難共に保証外になっているところがほとんどです。
サーフィンでのケガなどには対応しているようですが、サーフボードに関しては携行品補償の対象にならないようです。
また、「クレジットカードに付帯した保険でなんとかならないの?」と思いますが、ほぼ補償の対象外のようですね~。(残念)
ただ、多くの保険会社では対応してくれないサーフボード破損の補償ですが、数が少ないけど確かに存在するようです。
調べ次第、別記事にてアップしますので少々お待ちください。
まとめ
大型連休や年末年始などサーフトリップで飛行機に乗る機会も増えますが、大事なサーフボードが破損したらかなりショックです。
被害を軽減するにはやはりしっかりとした梱包でサーフボードを守るしかありません。
そもそも航空会社の荷物の取扱いが直れば良いんですが、時間に追われている人たちにあまり期待も出来ないのが現状です。
まずは自分のサーフボードは自分で守るという意識を持って航空会社の対応の変化に期待していくしかなさそうです。
また、東京オリンピックをキッカケにサーフボードの保険も充実していくとサーファーには嬉しいですね!
ではでは今日もファンウェーブを期待して!!