ドルフィンスルーで戻される原因は?浮力で沈まない時のコツとやり方の動画まとめ

初心者や女性のサーファーでサーフボードが水中に沈まなくて、
波の下を潜れず波に押し戻されるからドルフィンスルーが苦手
というは少なく無いと思います。
サーフボードが水中に沈められずに波に戻されるのには幾つかの原因が考えられます。
その原因の1つに”ドルフィンスルーをする筋肉が足りない”事が挙げられるのではないでしょうか。
ドルフィンスルーをするためにはサーフボードをしっかりと沈める必要があるけど、筋力がついていない初心者や筋肉量が少ない女性には少々ハードで、波のサイズが胸ぐらいになってくるとゲッティング出来ないまま上がる人もチラホラ見かけます。
せっかく練習しに海にきたのに沖にでれないままでは悔しいですよね?自分に腹が立ちますよね?ムカつきますよね?
そんな思いをしないためにも、ドルフィンスルーをするための必要最低限の筋肉を付けて、胸ぐらいの波ならサクッと沖に出れるようになっちゃいましょう!
関連:サーフィンで筋肉はつく?サーファーには遅筋と速筋のどっちが必要?
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ドルフィンスルーで戻されないためには?
ドルフィンスルーには最低限の筋力が必要
ドルフィンスルーをするにはサーフボードのノーズから沈めて行く必要があります。
基本的には肘を伸ばしてサーフボードのノーズに体重をかけて沈めていきますが、筋力が足りないとこの動作すらままなりません。
先ずは”サーフボードのノーズを沈められる最低限の筋力が必要”なのでノーズが沈まないという人は陸でのトレーニングを習慣づけましょう!
ドルフィンスルーに使う筋肉を付けるには腕立て伏せが1番おすすめです。
毎日やると体や筋肉に負担がかかるので、3日に1番ペースで筋肉を追い込むと”サーフボードを沈める力”が鍛えられます。
その他上半身の体幹や筋肉を鍛えられる”アブローラーもおすすめ”。
高性能のコスパ最強マシンw |
体幹がしっかりしていないと、サーフボードを沈める時に体がフニャフニャしちゃって、結果波に押し戻されることも多いですもんね!
ホームセンターでも安く売ってますのでどこでも手に入るし、値段も1000円ちょっとで手に入るからお手頃。
1日5分もやれば最初は筋肉痛を起こしますw(それだけ効くってことですね)
筋トレは継続してこそ意味があるので、サボってしまわないように筋トレを”普段の生活に組み込む”と良いですよ!
ドルフィンスルーの基本動作を体に叩き込む
サイズが上がってくると中・上級者でもドルフィンスルーしても戻される事がありますが、サイズが腰・腹位で波に戻されてしまう人は、恐らくフォームが悪い可能性があります。
波がきて気持ちが焦るのは初めは仕方無いですけど、焦ってフォームがバラバラではドルフィンスルーがいつまでたっても上達しません。
また、ドルフィンスルーを連続してやると疲れますが、そこで手を抜いてフォームをおろそかにするのも良くないですよ!(自分にも向けて書いてますw)
・ドルフィンスルーのフォーム
ドルフィンスルーで水中に潜る基本フォームとしてはこの画像が見やすいですね。

引用元:サーフボードあれこれ様
最初はヒザでテールを沈めてからある程度ボードを沈ませてから、つま先で蹴り込むと水中でボードが水平~少し上に向くので、その瞬間に波が体の上を通過していればドルフィンスルーで波をかわせます。
こんな感じでドルフィンスルーが出来たら最強ですねw
なるべくこの形で波をくぐれるように意識してドルフィンスルーをすると良いです。(意識は大事です)
この一連のフォームが崩れていたり、面倒臭がってフォームのどこかで手を抜くと大概ドルフィンスルーは上手くいきません。
ドルフィンスルーが辛いなら最高のドルフィンスルーをしっかりおこなって、さっさと沖に出てしまった方が効率が良いです。
だってダラダラ波に揉まれているより、早く沖に出たほうがずっと楽ですし、早く沖に出た分多くの波に乗れますからね!
一方で、フォーム自体には自信があるのにドルフィンスルーが上手く行かないという人は、水中に潜るタイミングが合っていないのかも。
潜るタイミングを前後に調整して試してみると、しっくりくるタイミングが分かるかもしれません。(試してみるのはタダなので)
また、これは”本気のドルフィンスルーのときのフォーム”で、ぶっちゃけ”小さい波でもこんな大げさなフォームでやっていたらパワーの無駄遣いです。
波が小さいと感じる時は、つま先ではなくヒザでテールを押してあげるとだいぶパワーの削減になります。
ネットではよく”省エネドルフィンスルー”なんて言われていますねw
ちなみに”エコ”が付くからって、ドルフィンスルーをだらけないで下さいねw
だらけてしまっては、やはりしっかりした動作でやらないと意味がないので、エコはエコの形で全力で波をくぐっていって下さい!
筋肉があってもボードが沈まない時の対応やコツは?
ただ筋肉を鍛え込んでもドルフィンスルーが難しい場合があります。
それは・・・
サーフボードの浮力が大きい場合です。
浮力が大きいとテイクオフしやすくなるので、初心者や女性は浮力が大きいボードを使用していることが多いですよね。
サーフボードの浮力がデカい場合は、力任せにボードを沈めようとしてもなかなかボードが沈みません。(もちろん力も必要ですが)
浮力が大きくてボードが沈まない時は、”ノーズを左右どちらかから沈めていく”と割りと楽に沈められる事ができます。
また、ドルフィンスルーのときに目を開けるとバランスが取れたり波をくぐったタイミングが分かるし、目線を下に向けることでより深く潜りやすくなります。
関連:ドルフィンスルーで深く潜るには目を開ける?浮力で沈まない時のコツは?
目を閉じてドルフィンスルーをしている人は、1度目を開いてドルフィンスルーをしてみると良いですよ!(ショップの上級者談)
コンタクトをしている人は目を開けるとコンタクトが外れてしまうので、目を閉じてのドルフィンスルーをひたすら練習するしか無いですね。(僕もコンタクト)
関連:コンタクトしたままのサーフィンは危険?視力が悪いサーファーが海で楽しむオススメの方法
ちなみに、ファンボード位になってくるとボードを沈める事自体困難になります。(経験者の男性でも容易では無いはず)
こうなると筋肉云々ではなくなり、”ボードを浮力の弱いボードに変えるか”どうかの話になってきますね。
ある程度波に慣れた時点で、ドルフィンスルーがしやすいショートボードに乗り換えるのも有りかもしれません。
まだまだファンボードで波乗りしたいなら”パドリングをしっかり鍛え込んでセットの合間に全速力で沖に出るしか無い”です。(ドルフィンスルーは諦めた方が良いです)
関連:パドリングを強化するトレーニングのやり方は?コツや上達法まとめ
パドリングはサーフィンの要ですから鍛えていて損はありません。(良いことばかり)
いずれにしても、”浮力を得てテイクオフのしやすさを選ぶか”、”浮力を捨ててドルフィンスルーがしやすいボードにするか”選ぶことになりますね。
まとめると、
・ボードを沈める時は左右のどちらかからにする
・潜る時に意識を下に向けて目を開く
・ドルフィンスルーがしやすいボードに変える(浮力を抑え気味のボードにす)
・セット間とカレントを利用して全速力でパドリング
て感じになります。
コツというか対処も混じってますが(というかほとんどw)、逆を言えば浮力が大きくて沈まないときは”ほぼどうしようもない”ってことです。
その浮力があるボードを沈める努力をするくらいなら、”浮力の弱いボードに変えてさっさとドルフィンスルーを覚えて沖でテイクオフの練習した方が絶対に効率が良い”です。
ボードを沈めることに集中しては何をしに海に来てるかわかりませんからね。
ただ、そのかわりにボードの浮力が少なくなるので、パドリングでの進み具合やテイクオフが遅くなることも視野に入れておく必要があります。
関連:サーフィンでテイクオフが遅い原因はなに?改善や対策方法は?
関連:サーフィンのパドリングが遅い理由は?前に進まない時スピードを出すためのコツや方法を解説!
ドルフィンスルーのやり方がわかるおすすめ動画
ドルフィンスルーの動画は色々あり参考になるモノが多いですが、とくにおすすめのものを載せていきたいと思います。
初心者の気持ちになって考えてる動画
コチラの動画は初心者が感じたことを動画にしているのでわかりやすいのではないかと思います。
デッキパットの足の位置は、
”真ん中に置く人”や”デッキパットの後ろに置く人”に分かれるようですが、実践でやりやすい方で良いですよ。
また、つま先でデッキパットを蹴っていますが、小さい波ならヒザで沈めてもOK。
デカ波の時は深く蹴り込めるようにつま先で行うのがおすすめです。
どんな波にも対応できるように両方使えるようにしておきましょう!
ゲッティングまでの流れを解説した動画
沖に出るまでの流れが分かりやすく解説されています。
ドルフィンスルーだけではない波のかわし方も紹介していますので、初心者やファンボーダーの人に観てもらいたい動画。
キレイなドルフィンスルーのフォームがイメージ出来る動画
外人のおねーさんがキレイなフォームでドルフィンスルーをしているのでとても参考になります。
英語の動画ですが、ニュアンスは分かるので観ておいて損はありません。
目を開けることや浮力のデカいボードについても解説していますよ!
これらがおすすめの動画になりますので参考にしてみて下さい。
これらの動画を観るときにはぼーっと観るのではなく、自分が海に入っている時のことをイメージしながら観るようにして下さい。
ドルフィンスルーに限ったことではなく、イメージをしているのとしていないのでは成長に雲泥の差がありますので、常に意識していることをおすすめします!
まとめ
ドルフィンスルーをするにはある程度の筋肉が必要ですので、サーフィンを上達させたいなら筋トレは取り入れたほうが良いでしょう。
ただ、筋肉があれば出来るようになるわけではなくサーフボードの浮力も関係してくるので、どうしてもボードが沈められない時は、サーフボードの変更も視野に入れておいた方が良さそうです。
ただ、浮力をおとしてもフォームやタイミング自体が間違っていたら波に戻されてしまいますから、正しいフォームを身に着ける事が大事です。
ドルフィンスルーやテイクオフが出来なくて挫折して辞める人が多いですが、そこを乗り切れば”最高の瞬間が待っています”ので、諦めないで乗り越えましょう!
関連:サーフィンがつまらないのは難しいから?初心者の挫折率が高い理由と続ける方法は?
関連:サーフィンは何が楽しい?難易度が高いのに面白いと感じる魅力とは?
せめて胸ぐらいの波で普通にゲッティング出来るようになれば、初心者から中級者への上達も早くなり、サーフィンがかなり楽しくなってくるのでは?と考えます。
関連:サーフィンで初心者から中級者まで上達する方法は?目安とレベル別の違いまとめ
その為には動画を上手く活用して研究&実践を繰り返していくことが大切ですね!
ではでは今日もファンウェーブを期待して!!