サイパンは波が高い?サーフィンが出来るポイントはある?

サイパンの高波によって人気YouTuberの方が亡くなったようですね。
大変悲しい出来事であり、22歳という若さではまだまだやり残したこともあったでしょう。
事故原因としては高波にさらわれての海難事故となっています。
「もしかしたらサーフィンでもやっていたのでは?」
という声もあるようです。
簡単ではありますが、サイパンの波について書いていきます。
サイパンは波が高い?
気になるサイパンの波の高さですが、日本と同じくその日によって異なります。
なので、一概にサイパンの波が高いとは言い切れません。
波の高さは、風の強さやウネリの大きさなどでも大きく変化するため、サイパンだから波が高いとは限らないんです。
高い波で有名なハワイのノースショアでも時期が変われば穏やかな海のときもありますからね。
サイパンはコーラルリーフで囲まれている
サイパンの海底の殆どはコーラルリーフで形成されています。
リーフの地形は砂地の海と違ってウネリが入った場合、波や流れが強烈になる場合が多いです。
ウネリが大きければ大きいほどその力は大きくなり、人間は簡単に流されてしまいます。
日本の夏の砂地の海でも毎年流されたなどの海難事故がありますが、サイパンの海でウネリが大きい場合はさらに危険になる可能性は考えられます。
また、波のウネリがそれほど大きくなくても、風や潮の満ち引きによっても強烈な流れが発生することがあります。
今回犠牲になったYouTuberの方が、海に入ったときの状況はわかりませんが、もしかしたら流れが強くなった場所に入ってしまった可能性もありますね。
高波とは言われていますが、あからさまな高波に突っ込む人は多くないと思いますので、高波意外の要因もあるかもしれませんね。
まぁ、あくまでこれは予測でしかないので、今後テレビなどで取り上げられたら真相が明らかになっていくでしょう。
サーフィンが出来るポイントはある?
今回の報道が”高波にさらわれて”ということで、サーフィンでもやっていたのでは?と言われています。
ただ、サイパンにはサーフィン出来る場所がほとんどありません。
有っても1箇所ほどと言われているし、ウネリが入っても下がリーフで大変危険なポイントです。
こんな場所でサーフィンする人はよほど上手い人くらいでしょう。
どうしてもサーフィンをしたい人は、ボートをチャーターして”マニャガハ沖”まで行ってサーフィンするようです。
YouTuberの方が普段サーフィンをやっていたという情報はないし、体つきもサーファーな感じがしないので、おそらくサーフィンはやっていない気がします。
おまけにサイパンでは年2~3件ほどのサメの被害もあるようなので、よほどのサーフィン好きでないとサイパンでサーフィンはしないでしょうね。
関連:サーフィンのサメ被害は日本でもある?襲われた時の対処・ 撃退方法と弱点は?
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ただ、サイパンではウィンドサーフィンの光景はよく目にしますから、ウィンドサーフィンかダイビングなどのマリンスポーツ中の事故の可能性は考えられます。
例えばグロットというダイビングポイントでは結構体験中の事故も起きているようなので、もしかするとダイビング中の事故の気もしなくもないです。(たとえ話です)
こんな荒れたグロットでダイビングはしないと思いますが、多少荒れた海でのダイビングも原因としては考えられますね。
いずれにしても改めて海の恐ろしさや厳しさを感じる事故となりました。
2019年1月5日追記
ユーチューバーの方はバードアイランド沖で高波にさらわれたという情報が流れていますね。
バードアイランドはリーフで囲まれている無人島で、ダイビングポイントのグロットから西に1.5kmの沖合にあります。
YouTuberの方がここで何をしていたかはまだ明らかになっていませんが、やはり何らかのマリンスポーツの最中だったんでしょうか?
調べてみたら、バードアイランドには徒歩では渡れないとのことなので、何かで海に入っていないと高波にさらわれるということは考えられませんよね?
動画を見ると分かりますが、近くまで行くにしても徒歩では難しそうな気がしますが・・・。
先程ダイビングスポットのグロットの話もしましたが、グロットから流された?なんて考えてしまいます。
グロットからバードアイランドまで1.5kmと言いますが、YouTuberの方が溺れていた時間は5分もの間なので、流れが強ければそこまで流されることもありそうです。
サイパンでは去年から海難事故が多発しているようですので、マリンスポーツや観光の場所に何かしらの問題があるのかもしれません。
まとめ
真相は未だ分からないし、明らかになるかも不明ですが、やはり海などの自然はあなどってはいけませんね。
YouTuberの方が自然を舐めていたということはないでしょうが、やはりさらなる注意が必要なようです。
サーフィンでも台風のときに海に入ろうとする初心者の方がいますが、本当に気をつけないといけません。
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何はともあれ、22歳という若さでこの世を去ってしまったことは悔やまれますね。
日本を盛り上げていく1人であったはずですが、本当に残念です。
深くご冥福をお祈りいたします。