サーフィンがつまらないのは難しいから?初心者の挫折率が高い理由と続ける方法は?

サーフィンはよく難しいと言われる事が多く、始めたばかりの初心者が挫折することも多いようです。
実際に僕の周りでも、サーフィンを始めてもすぐにやめてしまう人も結構いました。
毎年多くの初心者が春から夏にかけてサーフィンを始めはしますが、サーフィンを長く続ける人はこの中のごくわずか。
春~夏はサーフィンを始めやすい時期でもあるがゆえに、サーフィンが一過性のものになってしまいやすいようです。
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”サーフィンは楽しい!”
”サーフィンは最高だ!”
と言われる一方で、サーフィンが続かなくて挫折する人が多いのはなぜなのでしょうか?
今回はサーフィン初心者の挫折について個人的な考えを含めて書いていきます。
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サーフィンがつまらないのは難しいから?
初心者がサーフィンを続けられない理由には”サーフィンがなかなか上達しない”ということが上げられます。
サーフィンを始めてすぐに辞めてしまった知り合いに聞いたところ、”難しくて””キツくて””つまらない”というのがサーフィンの印象のようですw
また、上達している気が全然しないため、”ただ海に浮いているだけ”の感覚を猛烈に味わうようですね。(僕も経験しましたが)
逆に上達出来るのが目に見えて分かれば挫折する人も少なくなるのでは?と感じますね。
冬を代表するスポーツのスノーボードなんかは、ド素人でも数回雪山に通えば上から滑る事自体は可能ですもんね。(よくサーフィンと比較されますね)
もちろんスノーボードが簡単と言うわけではないし極めるのは至難の業ですが、スノーボードの場合は初心者でもある程度は滑れるようになるし上達が自分でも実感できます。
関連:サーフィンとスノーボードはどっちが難しいの?難易度の違いと共通点は?
サーフィンに限らず、自分の成長が分かりづらいと心が折れやすく継続は難しいですからね。(汗)
・サーフィンは実際に難しい
もうサーフィンを経験している人なら分かると思いますが、サーフィンはめちゃくちゃ難しいですよね。
何が難しいかって、そもそも”波がたっている沖に出ることすらできない”です。(波の大きさにもよりますが)
パドリングなんてちょっとやっただけで腕や肩がパンパンになるし、波をかわすドルフィンスルーもボードが全然沈まなくて波に弾かれるし、何の為に海に来ているか分かんなくなるんですよね。
「休みの日に辛い思いして何してんだろう・・・。」
とか本当に思うし、”辛い””苦しい””つまらない”意外の心境は初心者にはほぼ無いでしょうね。
また、やっとの思いで沖に出てきても、いい波は中・上級者が全てかっさらっていくし、下手に動くと邪魔になりそうな気がして初心者はなかなか動けません。
運良く自分の目の前に波が来ても心臓はバクバクだし、沖に出るまで体力を使っているから体が動かなく波においていかれたりパーリングしてしまいます。
そんなこんなで1本もまともに波に乗ることができずに終了。(最悪ですよね)
と、僕の初心者の頃を思い返してみて書きましたw
僕の経験ではありますが、初心者の多くはこの一連の流れがほとんど該当しているだろうと思います。
こんな状況で楽しいなんて感じる人を探すほうが難しいw
反復練習出来れば上達も早いんでしょうが、波の数は限られていますからそれも難しいところ。
サーフィンは基本波の取り合いなので、どうしても初心者は練習ができずに終わってしまうことがほとんどで、それがサーフィンの難易度を高めてしまいます。
※初心者サーファーが少しでも波が取れるような方法やコツなど別記事をまとめていますので、お好きな記事を参考にしてください。
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関連:ドルフィンスルーで戻される原因は?浮力で沈まない時のコツとやり方の動画まとめ
関連:サーフィンの波の取り合いで勝つためのコツやポイントは?置いていかれる原因と対処法
関連:サーフィンでパーリングする原因や克服するコツまとめ!怪我を防ぐ方法も
・サーフィンに必要な筋肉がつくまでは修行そのもの
サーフィンの難しさの大半は、実はサーフィンに使う筋肉やバランス力が付いてくると解消されていきます。
例えば、パドリングやドルフィンスルーに関しては、パドル筋やバランス感覚があれば「つらすぎてヤバイ」なんてことなくなりますよね。
また、波の取り合いにも負けなくなってくるし、テイクオフもかなり余裕をもって出来るようになるので、ライディングの練習に専念できるようになります。
ただ、このサーフィンに使う筋肉が普段使わない筋肉ばかりで、鍛えるには相当時間がかかるのが辛いところ。(汗)
この期間が本当に長く、冗談抜きで”修行”意外の言葉が正直見つかりませんw
僕なんか波のない時にも海に入ってパドリングやドルフィンスルーの練習をしていましたが、これも”超つまんない”のでほぼ修行ですw
関連:サーフィンで波がなくてフラットな時の練習方法は?室内や陸上でのトレーニングのコツも
「サーフィンって全然楽しくないわ~」って心の中で思いつつも海に通っていましたねw
逆を言えば、サーフィンに必要な筋肉さえついてしまえば、”サーフィンが格段に楽しい”ものになってきます。
そこの壁を超えれるかどうかで、サーフィンへの印象はガラッと変わってきます。
・サーフィンは続ければ楽しくなってくる
今どんなにつまらなく思っていても、サーフィンって続けていれば必ず楽しくなってきます。
サーフィンが”クソつまんない”と思っている初心者からすると、
「おいおい、綺麗事言ってんなよ!」
と思われるかも知れませんが、”続けると必ず楽しくなる”のは間違いないことで断言できます。
その理由は”サーフィンで使う筋肉がついてくるから”で、筋肉がつくことでゲッティング~テイクオフまでの流れが簡単になり、”スリルのあるライディングが多くできてくるから”なんです。
関連:サーフィンで筋肉はつく?サーファーには遅筋と速筋のどっちが必要?
もちろん月に2~3回程度では筋肉がつくことはないので(ついてもすぐにしぼむ)、最低でも週に1~2回は通いたいところですが。
このペースでサーフィンを半年~1年も続ければ脂肪もなくなり体も軽くなる可能性もあり、テイクオフがますます楽になることも期待できます。
時間はかかるけどサーフィンを続けるとダイエットにも効果的ですからね。
関連:サーフィンのダイエット効果や消費カロリーは?痩せるための食事法やトレーニングも
それにプラスして、自宅やプールでのトレーニングを加えればサーフィンで使う筋肉の成長は加速します。
ちなみに、少し前までは陸で行うトレーニングは意味がないと言われてきましたが、上手い人の殆どは海意外のトレーニングをしています。
あくまでも基本は海ですが、海以外でも体幹を鍛えたりパドル筋を鍛えたり出来るので、トレーニングをやらない手はないですね。
関連:パドリングを強化するトレーニングのやり方は?コツや上達法まとめ
まぁなんでもそうですが、最初はみんな上手くいかないのは当たり前なので、”気負いしないでサーフィンを続けていく”ことに焦点を当てたほうが気が楽だし精神的にも良いかも知れませんね。
サーフィンは挫折率が高い?その理由は?
ちなみに、冒頭でも触れましたが、サーフィンの挫折率はとても高いようです。
僕的には、サーフィンが本当に面白いと思えるくらいまで続けてほしいと思っていますが、サーフィンの継続はなかなか難しいようです。
・サーフィンの挫折率
統計をとったわけでは無いのですが、個人的な憶測では”10人がサーフィンを始めて継続出来るのは1~2人程度”ではないでしょうか?(冬も入って3年以上続くような人)
なので8割位の挫折率あるのではないかと考えますね。
僕の周りでもチャレンジした友人や仕事仲間がいましたが(10人以上)、見事に挫折しており残っているのは僕と幼馴染のもう1人だけです。
これを考えると8割程度が挫折するのはあまり遠くない憶測だと思います。
ちなみに、夏だけに海に入っている友人もいますが、これは継続しているか?と言ったら微妙です。
挫折にも入りませんが、やはり年間を通して継続しないと継続しているとも言い難いですね~。
関連:サーフィンを夏だけやるサーファーは上達しない?冬も海に入った方が良い?
・挫折する理由とは?
サーフィンを挫折する理由は、今まで書いたように”難しくてつまらない”というのがダントツではないでしょうか。
サーフィンは何歳からでもやる気があれば始められますが、やはり筋力がない女性や年配の人は基本となるパドリングやドルフィンスルーはかなりの難関で、沖に出れない日が連続してしまうと流石に心が折れてしまいます。
関連:サーフィンを始めるべき年齢と時期はいつから?一人でもできるのか?
そのほかでは、サーフィンの独特の雰囲気に馴染めないというのも僕の友人にいました。
サーフィンって波の数に対してサーファーが多すぎると、波の取り合いで結構ピリついていることが多いです。
中には血の気の多いサーファーも居たりと、トラブルになることも多いので、その雰囲気が毎回ドキドキしてしまうらしく海に来なくなってしまいました。
サーフィンってニコニコしてやるイメージがありますが(本来ならそれが望ましい)、実際にやってみたら”イメージと全然違っていた”ってことで初心者を遠ざけてしまうようです。
また、上級者やローカルのサーファーの邪魔をして、注意されたのが嫌で辞めてしまった人もいます。(汗)
そのほか挫折ともニュアンスが違いますが、家族の事情(子育てや結婚、離婚など)で自然と海を離れていった人や、お金のやりくりがキツくなってサーフィンを諦めた人もいましたね。
人生色々なので、サーフィンを辞めてしまう原因もたくさんありますが、僕の周りではこのような感じでサーフィンを辞めていくことが多いです。
関連:サーファーの離婚率が高い理由はなぜ?サーフィンが喧嘩の原因なの?
関連:サーファーは貧乏人が多い理由はサーフィンでお金がかかるから?初期費用はいくら?
初心者が挫折しないで続ける方法は?
気負わず続けると良いとは言ったものの、その”続ける事が何より難しい”んですよね~。(汗)
しかも、楽しいことならまだしも続けるのは”修行”ですから、そりゃ辞める人が続出するのも無理はないですw
僕も初心者のころはサーフィンを何度も辞めようと思ったんですけど、なんとか続ける事ができて今はそれなりに楽しむ事が出来るようになりました。
そこで僕が続けられたコツと言うか方法?をご紹介しますので、もはや心が折れかけている人の参考になれば幸いです。
・海に入ることを習慣にする
毎回海に行くか行かないか悩んでいる人は、休みのたびに海に入ることを習慣化すると良いですよ。
休みの日の行動に組み込んでしまおう!ってことですね!
最初は筋肉をつけて体作りをしたいので、自分で入れる範囲の波のときは、海に行ってパドリングやドルフィンスルーのひたすら練習をしましょう!
もちろん、波が実力以上に大きかったり、雷が鳴っている時や体調が悪いときなどには海に入らないでいいですがw
関連:サーフィン初心者の練習におすすめの波の高さは? サイズの種類と選び方のコツも!
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関連:サーフィンで風邪はひかない?風邪気味の時や鼻水がでた時の対処法は?
健康な状態で時間が確保出来るときに海に通うことを習慣にすると、多少”モチベーション上がらなくてサーフィンを続けることが出来る”ようになります。
最初は億劫になる日もありますが、通うことが習慣化されれば、海に行かないと落ち着かなくなってくるようになります。(良いのか悪いのかって感じですがw)
・必要以上にビビらない
サーフィンって基本上手いサーファーやローカルサーファーが優先的に波を取っていくため、初心者は居場所がない感覚に陥ります。
そもそも上級者やローカルサーファーのいる近くやポイントで入らない方が良いんですけど、どうしても一緒になってしまう事が多々あります。
関連:サーフィン初心者が練習場所を選ぶコツは?上達スピードは時間帯や時期でも変わる?
そんな時に必要以上にビビっていると、精神的に疲れてしまいサーフィンが嫌いになってしまいます。(海に行くのが億劫になりますよね)
ライディングの邪魔をしたり前乗りをしてしまうことは、トラブルの原因になってしまうので気を付けるのは当然ですが、ビビりすぎると周りが見えなくなったり体が固くなったりと余計に危険です。
関連:サーフィンのルールの前乗りの意味は?喧嘩やクラッシュの動画も
一番良いのは、付かず離れずの距離で波待ちして海の雰囲気に早めに慣れてしまうことですね。
慣れてしまえば”ビビって動けなくて1日浮いているだけだった”と言うことも少なくなります。
アグレッシブにサーフィンの練習ができるため上達も早まるし、サーフィンの楽しさも感じれるようになります。
関連:サーフィンは何が楽しい?難易度が高いのに面白いと感じる魅力とは?
・一緒にサーフィンを出来る人を見つける
これは初心者には本当に大事なことで、一緒にサーフィンをやる人がいるのといないのでは、サーフィンに対するモチベーションが全然違います。
上手な人とサーフィンをするのはもちろん良いんですけど、同じレベルの人とサーフィンについて「あーでもない」「こーでもない」と話しながら練習するのはかなり刺激になります。
とくに初心者のうちは”あの上級者が”とか”あのローカルが”とかの愚痴で結構盛り上がれちゃいますw(注:周りのサーファーに聞こえないように話すこと)
関連:サーフィン初心者がローカルに注意すべきルールやマナーまとめ
同じ時期に始めるとライバル的に存在にもなり、お互い負けないように努力するので、サーフィンを挫折しないで続けるにはとても良い存在になりますね。
あとはサーフショップに行くようになったら、サーファーの顔馴染みも少なからず増えるので、ある程度仲良くなったら番号交換して一緒にサーフィンに行くというのも良いです。
人付き合いがわずらわしく思っている人でも、1人か2人くらいは海に行ける人や海であった時に喋れる人を見つけておくと挫折の予防できますし、カレントに流されたときなど不測の事態が起こった時の助けにもなります。
関連:サーフィンで波が怖くて沖に出れないときの克服法は? カレントの見分け方と対処法!
・サーフィンを上手くなる以外にも海に入る目的をつくる
サーフィンを続けるには、サーフィンを上手くなること以外でサーフィンをやる目的を見つけたほうが良いです。(ちょっと分かりづらいですよねw)
例えば僕で言うと、サーフィンを上手くなりたいのはもちろんですが、その他に”体型の維持”や”程よい日焼けをしたい”などの考えがあり海に通っています。
サーフィンってぶっちゃけつまんない日もありますから、”サーフィン”って枠の中だけで海に通うとなると結構ストレスも溜まるし長続きしません。
サーフィンをする理由は、
健康目的、ダイエット、ストレス解消、人とのコミニュケーション、筋肉のトレーニング、モテるため、日焼け、恋人探しなどなど、コレ以外でもなんでも良いんです。
僕なんかは最初はモテるためと日焼けのためだけに、海に通っていたようなもんですからねw(意外とこの動機で始めた人多いと思うw)
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”サーフィン以外”でも海に行く目的があれば、波がない日やサーフィンが辛いと思い始めたときでも案外続けられますよ!
まとめ
サーフィンはある程度波に乗れるようになった時点でものすごく楽しく感じることができます。
しかし、始めたばかりの初心者や、思うようにパドリングやテイクオフができない初級者にはとても”キツいもの”になってしまうようです。
反復練習ができないことや、必要な筋肉が足りないことが合わさって難しく感じてしまい挫折しそうになりますが、せめて1年間通しで頑張ってみて下さい。
1年で劇的にサーフィンが上達することは正直難しいけど、サーフィンの楽しさの”かけら”は手にすることができ、見える景色や感動も大きく変わるはずです。
サーフィンはまず続けなければ上達することはないし筋肉がつくこともありません。
サーフィンを続けるためにも、一緒に行く人を見つけたりサーフィン意外の目的を持つなどして、ぜひサーフィンを続けてみて下さい。
サーフィンを続けることによって人生観がかなり変わっていきますよ!
ではでは今日もファンウェーブを期待して!