乗ったっていいじゃない・・・。サーファーだもの・・・。

サーフィンのルールの前乗りの意味は?喧嘩やクラッシュの動画も

2019/01/11
 
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春や夏になると暖かくなるのでサーフィンを始めようと考える人も多い為、有名サーフスポットは人で賑わいますよね~。

 

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その中にはルールを勉強している初心者サーファーもいれば、明らかにサーフィンのルールを知らないで海に入っている”危険なサーファー”もいます。

 

ルールはスポーツを円滑に楽しむ為に存在していて、海に入っているサーファー同士がお互い怪我をしないためにも必ず必要なものです。

 

そのサーフィンのルールの中で最も気を付けたいことが”前乗り”です。

 

前乗りは意図的にやった場合はもちろん、間違ってやってしまった場合でも、必ず嫌な顔をされます。

 

とくに、気の短いサーファーやローカルサーファーに前乗りしてしまうと、怒鳴られることもあり最悪の場合、喧嘩に発展することも少なくありません。

 

最近サーフィンを始めたばかりで”サーフィンは前乗り禁止”というルールを知らない人は怪我やトラブルの元になるので今すぐに覚えるた方が良いです。

 

今回はサーフィンでご法度とされている”前乗り”について書いていきますので、前乗りが分からない人は是非参考にしてください。

 

また、前乗りによって引き起こされた喧嘩やクラッシュの動画も貼っているので、興味がある人は動画を観てみてくださいね~。

 

サーフィンのルールの前乗りの意味は?

海でサーフィンをするにあたって、暗黙の了解や守るべきルールが存在しています。

 

その中でもっとも気を付けたいルール違反の1つが”前乗り”であり、”最もサーファーに嫌われるルール違反”です。

 

 

・前乗りとは?

サーフィンは波が一番最初に崩れ始めた近くにいるサーファー(波のピークに近いサーファーですね)に波に乗る優先権があります。

 

前乗りとは、その”優先権のあるサーファーの前にテイクオフして波に乗ってしまうこと”です。

 

たぶん、意味がよく分からない人もいると思うので、下の動画を御覧ください。(日本語って難しいw)

 

 

この動画を観ると”ピークからテイクオフしたサーファーに優先権がある”のが十分に分かりますよね?

 

そのサーファーの前にテイクオフしてしまうことが”前乗り”と呼ばれているんです。

 

ところであなたはこのサーファーは何回前乗りされたのか分かりますか?

 

 

そうです!2回も前乗りされてますw

 

 

この動画を観ると前乗りしたサーファー2人共、”テイクオフする時に全然周りを確認していない”ことが分かります。

 

ピークからテイクオフしてきたサーファーは加速しながら乗って来ましたので、一歩間違えると接触して怪我や喧嘩、ボードの破損に繋がりかねません。

 

このように前乗りは波のピークに近いサーファーの前にテイクオフしてしまう行為で、優先権なあるサーファーのライディングを邪魔するルール違反の行為となります。

 

邪魔されるうえに危険なルール違反なので、前乗りされたサーファーは正直たまったもんじゃありませんねw

 

ちなみに前乗りとは日本での呼び名で、英語での呼び名は”ドロップイン”と呼ばれています。

 

“前乗り及びドロップインをしない”というルールは、世界共通の守るべきサーフィンのルールということになります。

 

 

・サーフィンは”ンマン・ワンウェーブ”

サーフィンは”ワンマン・ワンウェーブ”が基本。

 

要は”1つの波に1人”しか乗れないんですよね。

 

ただ、例外もあり波のピークを堺に”レギュラー方向”と”グーフィー方向”に分かれる波の時はそれぞれに分かれて乗っても大丈夫です。

 

文章だけでは分かりにくいと思いますので、再度動画を参考にしていきましょう。

 

 

この上の動画が始まって6~7秒位のところが分かりやすいと思います。

 

この状況だと”波を上手くシェアして乗れる”ので波が勿体無いという状況はなくなります。

 

ただ一見すると最高に見えるこの状態は一歩間違えると、”前乗りしてしまったり、前乗りされたりしてしまう紙一重の状況”でもあります。

 

とくに経験のある中・上級者ならともかく、サーフィンを始めたばかりの初心者や初級者には状況の判断が難しいですね。

 

しかも波にガツガツしたサーファーや意地が悪いサーファーが近くにいると、動画のようにシェア出来る波でも無理やり反対方向にテイクオフしてくることが多いです。

 

その場合、”自分が前乗りしたサーファーになってしまうこともある”ので十分に注意しないといけません。

 

ですので、こっちの方向には来ないだろうと思い込んでテイクオフしてしまうとは接触事故やクラッシュの原因に繋がるので、テイクオフするギリギリまで周囲のサーファーの動きを確認する必要がありますね。

 

とくに気を付けたいと個人的に感じるのは、あまり上手ではないロングボーダーの存在です。

 

というのも、経験の浅いロングボーダーは”レギュラーかグーフィーのどちらか一方方向しか行かない人が多い”印象があるからです。(ロングボーダーをディスってるわけではありません)

 

そのロングボーダーたちは波の進行方向などお構いなしに逆走してきます。

 

波のピーク関係なしにテイクオフする行為は、本当に怖いし危険なので注意が必要です。

 

この記事を読んでいる人で”自分にも心当たりがある”と感じる人がいたら是非改善することをお勧めます。(遅かれ早かれ怪我します)

 

夏が近くなると本当にこのようなロングボーダーが多くなりますから、海に入る前にどのサーファーがどのように動くか注意深く観察していたほうが良いです。

 

あんなミサイルみたいなロングボードなんか顔や頭に直撃したらヤバイですからね~。(汗)

 

オススメしたいのが、入水する前の準備運動している間にでも、”どのサーファーがどのくらい上手いか””どのような動きをしているか”観察しておくと良いです。

 

そうすれば沖で波の取り合いになった時に「このサーファーはこう動くかもしれないな」なんて予想がつきやすいです。

 

相手の動き方を全く知らないのと、頭の片隅にあるのとでは対処が違ってくるし、いざという時の体の反応の仕方もずいぶんと変わります。

 

ただ、恐らく初心者や初級者はそんなところまで気を配れる余裕は無いと思います。

 

ですので、とりあえずは上手いサーファーが横でパドリングしていたら、波を取りに行かないほうがトラブルになることは少なくなります。

 

「それじゃ永遠に乗れないじゃん!」

 

と思うかもしれないけど、乗れない場合は”そもそも入水しているポイントが実力に合ってない”場合が多いです。

 

なので、少々手間ですが比較的サーファーがいない場所、しかもガンガン乗ってくる上手いサーファーがいないポイントに移動した方が効率的に練習出来ます。

 

どうしてもそこのポイントでサーフィンしたい場合は、波待ちの位置などに気を付けて”上級者がこぼした波を安全な位置で取りに行く”しかありません。

 

実際には上級者のほかに中級者もこぼれた波を狙っていますので、波待ちの場所などを考えて動いて波を取っていきましょう!

 

まぁ、どこでサーフィンするにしても、まずはワンマン・ワンウェーブを頭に叩き込んで怪我やトラブル回避の為に”前乗りをしないことを徹底的に体に覚えさせる”必要がありますね。

 

関連:サーフィン初心者が練習場所を選ぶコツは?上達スピードは時間帯や時期でも変わる?

 

関連:サーフィンの波待ちの位置や姿勢は?方向転換のコツやルールも

 

関連:サーフィンの波の取り合いで勝つためのコツやポイントは?置いていかれる原因と対処法

 

 

前乗りは喧嘩やクラッシュの原因になる?

前乗りは前乗りしたサーファーのライディングを邪魔して嫌な気分にさせてしまうのはもちろんですが、接触による怪我やクラッシュの原因になります。

 

サーフィンを初めたばかりの頃は「本当にそんなことで喧嘩になるの?」なんて思ったりしますよね?

 

ですが実際に”前乗りが関係した喧嘩やクラッシュは多い”んですよ。(汗)

 

 

・前乗りで喧嘩

波に乗る時ってみんな気分が高ぶってしまいます。

 

そこに邪魔が入ると血の気の多い人は大声を上げたり、暴力をふるったりといった行動にでたりします。

 

下の動画を見れば分かりますが、素人からプロまで”前乗りが理由で喧嘩になることが多い”です。

 

(心臓の弱い人は観ないでね)

 

 

ご覧になりました?

 

非常に怖いですね~w

 

動画は海外のものですが、実際に日本でも起こりうることです。

 

僕が目の前で見たのは前乗りではなくて、初心者がローカルサーファーのテイクオフを邪魔したことで殴られていました。

 

関連:サーフィン初心者がローカルに注意すべきルールやマナーまとめ

 

当時は僕もサーフィンを始めたての初心者だったときなので、「ローカルサーファーこわいわ~(汗)」と感じたのを強く覚えています。

 

僕も実際に前乗りしてしまって何回か怒鳴られたことがありますが、相手が悪ければパンチアウト(鉄拳制裁)もあったかもしれませんんね~。

 

日本の海で暴力を振るう人はごく少数の一部の人間ですが確かに存在はしています。

 

この記事を読んでいる人の恐怖心を煽りたいわけではありませんが、”自分の身を守る為にも周りのサーファーの邪魔はしない方が良い”です。

 

個人的には、

 

「みんな楽しくサーフィンしに来たのにそこまでしなくても良いのでは?」

 

と感じますが、僕も含め色々な考えの人が一緒に海に入っているので、コレばかりはどうしようもないのが現実です。

 

自分が周りのサーファーの邪魔をしないようにするにはパドリング力を高めたり、ルールを覚えたりして周りを見渡せる余裕を身につけることが大切です。

 

それに加えて、”いかに人が少ないポイントを探し出せるか”が自己防衛のポイントになってきますね。

 

関連:サーフィンのパドリングが遅い理由は?前に進まない時スピードを出すためのコツや方法を解説!

 

関連:サーフィンで効率的な疲れないバドリングのコツや方法はあるの?使う筋肉の鍛え方は?

 

 

・前乗りでクラッシュ

また、前乗りは喧嘩だけではなく”サーファー同士やサーフボードの接触事故の原因”になります。

 

サーフボードは中古であろうが新品であろうが大切なお金を払って買ったもの。

 

とくにお気に入りのボードがクラッシュしたりしたら、初心者からプロまでみんなショックなのではないでしょうか?

 

しかも、血の気の多いサーファーやローカルサーファーのお気に入りのサーフボードを壊したら、それこそ面倒臭くなるので前乗りには十分に注意しなくてはいけませんね。

 

サーフボードが壊れるのも嫌ですが、接触したことで怪我したり怪我させたりするはもっと気を付けなければいけません。

 

 

あと前乗りには関係ないんですが、リーシュコードが切れてほかのサーファーやボードに当たって怪我や破損に繋がるケースもあるので、定期的に交換するのも”海でのトラブルを回避する方法の1つ”です。

 

関連:サーフィンのリーシュコードが絡まないおすすめの方法と長さの選び方!寿命や切れた時の対処法

 

もし1年以上交換していない場合は買い替えを検討することをオススメします。

 

 

もし前乗りしてしまったら?

最悪のルール違反といっても、どうしても気付かないで前乗りしてしまうときはどのサーファーでもあります。

 

”どんなに上手いサーファーでも前乗りしてしまう”のを実際に目にしますので、それだけ前乗りの撲滅は難しいと言えます。

 

(上手いサーファーやローカルサーファーが嫌がらせで故意に前乗りしてくるときもあるりますが)

 

人が多いとどうしても注意が行き届かなくなり、気付かないで乗ってしまうことがどうしてもあるんですよね。

 

「前乗りは絶対的に許さない!」と鼻息を荒くしているサーファーだって、自分で気付いていないだけで前乗りしてしまっていることは珍しくありません。

 

では万が一前乗りしてしまった場合どのように対処したらいいのでしょうか?

 

 

・すぐにプルアウト

テイクオフした瞬間に自分が前乗りしているのが分かったら”即座にライディングをやめてプルアウト”して下さい。

 

 

上の動画で前乗りしてしまった2人がやっているのがプルアウトですね。

 

前乗りしている事に気付いているのにライディングを続けた場合、後ろにいるサーファーの怒りのボルテージは急上昇しトラブルになる可能性は格段に上がってきます。

 

なのでプルアウトが出来ない人は早めに覚えておいたほうが良いでしょう。

 

 

・自分のミスを認めて素直に謝罪

初心者や初級者サーファーは前乗りしてしまっても後ろを確認する余裕が持てない時がほとんどです。

 

そのため”ライディングを始めてからしばらくして前乗りしていることに気付く”なんてこともしばしばあります。

 

その時は素直に謝罪するのがベストです。(ベストというか必ず謝罪しましょう)

 

たまに前乗りしても謝らないで、シレッと沖に戻る人がいますがこれは本当にダメです。

 

個人的にはこういう人はスポーツ自体しないほうが良いと思います。

 

素直に謝罪すれば、普通のサーファーなら「いいよ~」なんて言って許してくれるし、短期な人でも謝罪している相手に襲いかかってくることはないでしょう。

 

また、たまに前乗りしたことを注意されて逆ギレしてく人がいるようですが、これは問題外ですね。(色んな意味で危ない)

 

その人のルール無視によって多くのサーファーの楽しい時間が台無しになるし、その周囲をデンジャラスゾーンへと変貌させといて逆ギレとかイカれてるとしか思えません。

 

むしろ、”注意してもらったことで気が引き締まった!”とプラスに捉え、素直に謝罪するのが周りのためでもあり、敷いては自分のサーフィンの実力も向上にも繋がるのではないでしょうか。

 

 

・一度前乗りしてしまったサーファーの近くで入らない

1回前乗りしてしまったサーファーに、再度前乗りしてしまうのは初心者サーファーではあるあるな話。

 

波動が合うのか分かりませんが、いくら気を付けていても同じ波に乗ってしまうことってあるんですよw(笑い話ではないが)

 

1回目は許してくれた穏やかなサーファーでも、2回目は流石に睨まれるか注意されるかもしれませんね。(短気なサーファーはこの時点で激昂します)

 

3回目を同じ人にやってしまったら、さすがに”「上がれ!」と怒鳴られる””パンチアウト”でしょうね。

 

とくにローカルサーファーにやったら間違いなく顔を覚えられて”そのポイントでは入りづらく”なるのは必至です。

 

前乗りによるトラブルを避けるには”1回前乗りしてしまったサーファーからは極力離れてサーフィンする”ことを頭に入れておいた方が良いですよ。

 

波が良いところを移動するのは嫌ですが、自分のやってしまったことです。

 

少し場所を移動した方が”お互い気まずくならないで楽しくサーフィン出来る”でしょう。

 

 

 

・一旦海から上がる

初心者の時期は十分に気を付けていても何故か前乗りしまくってしまう日があるんですよね。

 

色んなサーファーに前乗りしまくっていると、周囲のサーファーからの視線や行動がトゲトゲしくなってきます。

 

そんな絶不調な時は一度海から上がって休憩した方が良いですね。

 

僕の経験上ですが、窮屈な気持ちで海に入っていても気持ちが落ちてしまい、”余計に周りが見えなくなって悪循環”です。(余計なトラブルを起こしかねない)

 

一度リセットするつもりで海から上がり、心と体を整えてから再度入水するのがオススメですよ。

 

 

まとめ

前乗りは周りサーファーを嫌な気分にさせるだけでなく”怪我をさせたり、ボードのクラッシュに繋がる”ので絶対にやめましょう!

 

とは言っても、

 

「絶対に前乗りを全て撲滅する」

 

なんてことは不可能です。

 

前乗りしたサーファーに怒鳴っているサーファーが、5分後には前乗りしてしまっている事も多いですからね~w

 

前乗りしないのが基本ではありますが、前乗りしてしまった際の対処も重要です。

 

前乗りは”余裕がなく周りが見えない時””テイクオフしてこないだろうという思い込み”によって起こります。

 

ですのでテイクオフする前後に、”冷静に周りを見渡せるほどの余裕と広い視野を鍛える”ことが前乗りを防ぐには大切ですね。

 

パドリング力を鍛えてテイクオフが楽にできるようになってくると、かなり余裕が出来ますよ!

 

パドリングやテイクオフについて書いた記事を貼っておくので是非参考にしてみてください。

 

関連:パドリングを強化するトレーニングのやり方は?コツや上達法まとめ

 

関連:サーフィン初心者がテイクオフを早く上達させる方法は?注意点も

 

”自分が成長していけば自然に前乗りしてしまう回数も減ってくる”ので、ルールの把握と一緒に余裕を持てるような体作りや意識改革をしていきましょう!

 

 

ではでは今日もファンウェーブを期待して!!

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