サーフィンで初心者から中級者まで上達する方法は?目安とレベル別の違いまとめ

春から夏にかけてサーフィンを始める人は非常に多いです。
この記事を書いているのは秋ですが、秋ぐらいまで定期的に海に通っていれば海の雰囲気にもだいぶ慣れ始めるのではないでしょうか?
初心者の人がサーフィンをやり始めて海に慣れ始めると、
「自分のレベルは今どれほどなのだろうか・・・?」
「横方向に乗れたからもうそろそろ中級者なのでは・・・?」
ふとこんなことを思うことがあります。
僕も海に入って程なく思ったことなので、考えている人は少なく無いはずです。
そこで今回はサーフィンで初心者が中級者になる基本的な目安や基準について調べてみましたよ!
また、初心者から中級者に上達するにはどのような方法があるかも記載していきます!
サーフィン用語がわからない人はこちらを参照しながらどうぞ。
参考:サーフィンの専門用語と業界用語まとめ!サーファーが使うスラング一覧表
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初心者から中級者になる基本的な目安はなに?
初心者の人がサーフィンを初めてから波に何回かテイクオフできるようになると、
「自分は初心者の域を脱出したのではないか?」
と思うことがあります。
これは誰にでもある話で、少し乗れるようになると自分を過大評価してしまいがちです。
とくにショートボードではテイクオフするまでも大変なため、少し乗れるようになると自己評価が大きくなりがちです。
そこで「自分は中級者になった」と思い込む人も多いです。(僕もそうでした)
ですが、第三者から見たりライディングを撮って自分で確認すると、驚くほど出来ていないことが多いです。(汗)
要は、一般的に中級者と言われるイメージからはかけ離れていることが多いということですね。
でも、そもそも初心者や中級者の目安は曖昧で、何が出来れば中級者?って感じですよね。
その1つに使えるのがNSA(日本サーフィン連盟)の行うサーフィン検定です。
・NSAのサーフィン検定の3級からが中級者?
調べてみると多くのブログでは”サーフィン検定の3級合格者から中級者なのではないか”と言われています。
気になる3級の合格基準ですが、
・テイクオフからレールを使ったターンで加速できること。
・カットバックもしくはリエントリーができること。
・ボディボードは、上記の技術に加えスピン(どこでも良い)、ができること。リエントリーのかわりにエルロロ、もしくはローラーコースターでも可。
・ロングボードは上記の技術に加え、ウォーキング・ウォーキングバックができること。(※3級以上にはバランスも要求される。)
となっています。
ちなみに、5級が、
・25m程度の泳力があること。
・パドリングをしてゲッティングアウトできること。
・テイクオフしてある程度サーフボードの上に立つことができること。
・ボディボードはキッキングを使ってテイクオフし、ある程度ライディングができること。
4級が、5級の能力に加えてテイクオフから確実なターンをし、プルアウトできること。
となっています。
4級から3級になることで一気に難易度が上がっているのがわかります。
ターンでの加速やカットバックなどはライディングには欠かせないので、この目安は基準の1つと見て間違いなさそうです。
ただ、サーフィン検定の合否は、波の状況にも左右される場合も多いです。
波の形が良くて乗りやすい波だったら合格もしやすいですが、オンショアの小波で合格できる人はごく少数でしょう。
関連:サーフィンのオフショアとオンショアの意味や違いは?風が強いときの影響と注意点も
それを考えると同じ中級者と言われる3級合格者でも実力には開きがあると言われています。
初心者から中級者まで上達する方法は?
サーフィン初心者が中級者になるにはどうしたら良いの?思う人もいますよね。
世間で言う中級者がNSAのサーフィン検定3級位だと言うなら、カットバックやターン、ローラーコースターなどを駆使してロングライド出来るようになるのが1番です。
これらを使ってロングライドしている人はよく見ると海にはそこまで多くないのです.。
ですのでこれらが出来るようになれば周りから中級者として見られることが多いです。
ということで、初心者から中級者になるにはカットバックなどを覚えれば良いわけですね。
で、そのためにはどうすればいいかと言うと、
”年間を通して海に入って練習する”
です。
すごい単純ですが、実際にこれしか方法はありません。
そもそもカットバックやターンの練習なんかは、波に乗らないと出来ませんよね?
波に乗るには、パドル筋や波を見る目、体幹などを鍛えテイクオフの精度を上げて安定的に波を取れるようにしないとダメです。
パドル筋がなくて沖に出れなかったり、波の取り合いに勝てないとカットバックの練習なんて無理ですからね~。
また、テイクオフの精度も低いとパーリングばかりだし、パーリングばかりしていると波を譲ってもらえなくなるということも多いです。
パドル筋や波を見る目を鍛えれば、テイクオフも安定します。
テイクオフさえ出来れば、あとは波に乗りまくってライディングの練習をするだけです。
テイクオフが安定するとライディングの練習がどんどん出来て、かなり好循環になります。
そのような好循環を作るには冬も海に入ってバドル筋や体幹を維持&鍛えるしかないのです。
僕の友人にも春から夏だけ入っている人がいますが、ぶっちゃけずっと初心者レベルです。
まぁ本人が良ければ全然良いことなんですけどね~。
僕も経験ありますが、”2時間海に浮いてるだけ”とか”沖に出れなくて浜辺で仲間を待つ”とかあまり楽しくないですよね?
せっかく”サーフィンをしに来ている”のなら波に乗ったほうが絶対に楽しいのは間違いありません。
ただ海に浮いているだけでも良いという人もいますが、乗れればもっと楽しいんですよサーフィンは。
根性論をいうつもりはありませんが、やはりある程度は頑張らないと初心者から中級者に上達することはありません。
とにかく頻繁に海に通ってパドリング力やテイクオフの精度を高め、いい場所で波待ち出来るような感覚を鍛えるのが1番の近道です。
急がば回れということですね!
ここで書いたものに関連した記事を下に載せておきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
関連:サーフィンを夏だけやるサーファーは上達しない?冬も海に入った方が良い?
関連:サーフィンのパドリングが遅い理由は?前に進まない時スピードを出すためのコツや方法を解説!
関連:パドリングを強化するトレーニングのやり方は?コツや上達法まとめ
関連:サーフィンの波の取り合いで勝つためのコツやポイントは?置いていかれる原因と対処法
関連:サーフィンの波待ちの位置や姿勢は?方向転換のコツやルールも
関連:サーフィンでテイクオフが遅い原因はなに?改善や対策方法は?
関連:サーフィン初心者がテイクオフを早く上達させる方法は?注意点も
関連:サーフィンは何が楽しい?難易度が高いのに面白いと感じる魅力とは?
レベル別の違いを分けてみると?
上述したように4級から3級の差を見ると、
”初心者から中級者になる目安はレールを使った加速やカットバック、ローラーコースターなどは1つの基準”
と認識して間違いなさそうです。
でも、数値化出来ないのでやはり曖昧といえば曖昧ですねw
ヤフーの知恵袋では、このようなレベル分けを、
初心者・初級者・中級者・上級者・プロ
としている人がいました。
これはかなり良い別け方だなと思いましたので、当ブログでも活用しない手はありませんw
で、これに加えて、さらに”レベル1・2・3”でレベル別の違いをまとめてみました。
自分と照らし合わせて自分がどの位置にいるか把握してみると良いですね。
ただ、上述したように数値化できるのもではないので、あくまで参考程度で見ることをおすすめします。
・初心者
レベル1:
・サーフボードの種類や違い、ルールが分かっていない。
・サーフィン自体何をすれば良いのか把握出来ていない人。
・初めてウェットスーツを着るという段階
レベル2:
・サーフボードの種類や違い、ルールが分かっていない。
・サーフボードに腹ばいになりバドリングができる。
・たまにスープに押される感覚を味わう。
レベル3:
・サーフボードの種類や違い、ルールが分かっていない。
・スープに押されている間にサーフボードに立てる。
・海の雰囲気にちょっと慣れている。
関連:サーフィン初心者が始めにする準備やルールはなに?注意点と危険な行為まとめ
関連:サーフィン初心者がスープで練習する理由は?乗り方や上達のコツ も
・初級者
レベル1:
・サーフボードの種類や違い、ルールが少し分かる。
・パドリングで沖に出れるようになる。
・パーリングが多く波にはほぼ乗れないがたまにまっすぐ乗れる。
・ほかのサーファーの動きが分からない。
レベル2:
・サーフボードの種類や違い、ルールが少し分かる。
・波が良ければたまにレギュラー方向にテイクオフができるがパーリングが多い。
・グーフィー方向のテイクオフは出来ない。
・ほかのサーファーの動きがなんとなく分かる。
レベル3:
・サーフボードの種類や違い、ルールが分かる。
・波が良ければレギュラー方向のテイクオフができる。
・グーフィー方向のライディングは苦手。
・パーリングが少なくなってくる。
・ほかのサーファーの動きが分かる。
・アップスもどきが出来るようになる。
・ボトムターンを練習している。
この動画の白いウェットスーツの男性は”初心者のレベル3くらいから中級者のレベル1”と言ったところでしょうか。
関連:サーフィンでパーリングする原因や克服するコツまとめ!怪我を防ぐ方法も
関連:サーフィンのルールの前乗りの意味は?喧嘩やクラッシュの動画も
・中級者
レベル1:
・波が良ければレギュラーとグーフィー両方走れる。
・アップスが形になってくる。
・ボトムターンからリップアクションの練習をしている。
・波のサイズが頭ぐらいでも乗れるが小波が苦手。
レベル2:
・波が多少悪くてもアップスして両方向とも走れる。
・ボトムターンからのリップアクションがたまに出来る。
・小波でのライディングが苦手。
・カットバックなどでロングライドが出来る。
レベル3:
・波が多少悪くてもアップスして両方向とも走れる。
・ボトムターンからのリップアクションの精度が高い。
・カットバックやローラーコースターなどが出来る。
・小波でのライディングが苦手。
・上級者
レベル1:
・波が多少悪くて走れる。
・ボトムターンやリップアクションの精度が高い。
・小波もなんなく乗りこなす。
レベル2:
・波が悪くても各技を使ってロングライド。
・技の精度、迫力ともに大きい。
・誰が見ても上手いと思われる。
・チューブやエアーなどもたまに出来る。
レベル3:
・波が悪くても小波でも各技を使ってロングライド。
・技の精度、迫力がさらに大きい。
・誰が見ても上手いと思われる。
・チューブやエアーなどを積極的に狙い成功させる。
・プロ
どんな悪い波でも技を決める。
サーフボードになにかの動力がついているのでは?と疑われるほどロングライドする。
チューブ、エアーなんでもござれ。
そんなプロの上手さが分かる動画をどうぞ。
やはりプロの皆さんはどんな波でも加速して技を決めますねw
エンジンでも付いているんでしょうか?
はい、ということでネットからかき集めた情報と僕や周りの人の経験から書かせてもらいました。
ただ、これが全てではないのであくまで参考程度でみると良いでしょう。
まとめ
以上、初心者と中級者の違いなどをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
結局初心者や中級者以外も書いてしまいましたがw
線引がなかなか難しものではありますが、上述したものとNSAの基準を目安に自分のレベルを再度確認してみてはいかがでしょうか?
自分のレベルを見つめ直すことで、新たな成長が期待できるかもしれませんよ!
ではでは今日もファンウェーブを期待して!!