乗ったっていいじゃない・・・。サーファーだもの・・・。

お盆のサーフィンは危険? 足を引っ張られる説の都市伝説を検証

2019/01/15
 
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暑くて楽しい夏もあっという間に過ぎ去ってしまいすぐにお盆がやってきます。

 

日本人なら昔から、

 

「お盆過ぎたら海は危険だから入ってはいけない!」

 

と言い聞かされて育ってきた人も多いのではないでしょうか?

 

そんな事言われたら、サーフィンを始めたばかりの人や、海でまだまだ遊び足りない人は困惑してしまいますよねw

 

昔から言われている通りに、お盆の海は危険でサーフィンをしてはいけないのでしょうか?

 

お盆の海のサーフィンは危険?

お盆の海は危険と言いつつもお盆の時期はまだまだ気温が高く、実際の海はサーフィンをする人や海水浴をする若者で賑わっています。

 

そんな光景を見ていると「お盆の海は全然大丈夫なのでは?」と思ってしまいますが、お盆の海のどのようなところに危険があるのでしょうか?

 

 

・お盆は水難事故が多くなる?

お盆前後になると水難事故が多くなると言われていますね。

 

確かにお盆前後になると水難事故が多発しますが、物凄い数の人が海に行くのでそれに伴って水難事故が増加するのは当然といえば当然ではないでしょうか。(海は危険ですからね)

 

とくに夏から秋にかけては、海に慣れていない初心者サーファーも急増しますので当然水難事故は多くなります。

 

関連:夏からサーフィンを始めるメリットとデメリットまとめ!おすすめのウェットスーツやワックスも

 

関連:サーフィンを秋から始めるおすすめの理由は?ウェットスーツや適切な服装についても

 

ただ、印象としてはサーファーというより、海水浴で来ている人の方が水難事故が多い印象を受けます。

 

海水浴で来ている人はアルコールを摂取した後に海に入ったり、子供だけで遊ばせていたりするケースが多いですから、水難事故が多くなるのはうなずけます。(両方とも超危険行為です)

 

サーフィン自体はいつも通りにある程度の緊張感を持ってやっていれば、水難事故に合うという危険は少なくなるんではないかと思います。(油断は禁物です)

 

 

・クラゲの大量発生!

お盆過ぎにサーフィンで危険といったらクラゲの大量発生です。

 

とくにお盆前後はオンショア(沖から陸に向かって吹く風)が吹きやすく、クラゲが大量に岸近くまで寄ってきます。(クラゲが打ち上げられているのを見たことある人も多いハズ)

 

クラゲに刺されるとショックで体が麻痺ったり、呼吸困難になったりすることもあるので注意が必要です。

 

とくにまだ気温が高いからと言って水着のみでサーフィンしていると、刺される可能性がある範囲が大きくなるので、最低でもタッパーやラッシュガードを着用した方が良いですね。

 

関連:ラッシュガードにクラゲ予防の効果はある?トレンカコーデと組み合わせて日焼け対策も

 

刺された後にはキンカンやお酢が良いなんて聞きますが、出来れば刺される前に対策したいところです。

 

上述したように、水着だけでのサーフィンは控えたうえで、クラゲ対策も出来る日焼け止めを活用するのもおすすめです。

 

 

クラゲ対策ではセーフシーが人気のようですね。

 

クラゲ対策にも使える日焼け止めの効果などについては別記事にまとめましたのでそちらを参考にしてください。

 

参考:クラゲよけクリームの効果と成分は? 日焼け止めとしても使えるローションについて

 

ちなみに、クラゲが大量発生するとパドリングしただけで、クラゲを何回も触ってしまう事がありますw(手で触れると結構ビビります)

 

パドルするたび触ってしまうほど大量にクラゲが浮遊している海では”正直いつ刺されてもおかしくない”ですから、刺されたくない人や海の生物が苦手な人はしっかりと対策はしておいた方が良いです。

 

 

・まだまだ海にサーファーが入り乱れている

秋の終盤から冬に入るまで海はサーファーでごった返しています。

 

春先から夏にかけて爆発的に増加するサーファーですが、お盆前後でもまだまだその勢いは衰えません。

 

開放感のある夏の間にサーフィンを楽しんでしまおうと考える人が多いんでしょう。

 

関連:サーフィンを夏だけやるサーファーは上達しない?冬も海に入った方が良い?

 

サーファーが多いということは、それだけトラブルや怪我の確率も増えるということですから、まだまだ気を引き締めてサーフィンしなければなりませんね。

 

とくに混んでるメジャーなポイントでは、1つの波に大勢で一斉にテイクオフして、前乗りのオンパレードで無法地帯ですw

 

前乗りは怪我や喧嘩、ボードのクラッシュに繋がるのでとくに注意しなければいけません。

 

また、間違えてローカルサーファーに前乗りするのも気まずいので、予防措置として付かず離れずの位置を保つようにすると良いですね。

 

お盆の海は一般的に霊的な事情で恐れられていますが、見えない霊よりも実際に沢山いるサーファーの方が明らかに危険度は高いと個人的には思います。

 

関連:サーフィンのルールの前乗りの意味は?喧嘩やクラッシュの動画も

 

関連:サーフィンの波待ちの位置や姿勢は?方向転換のコツやルールも

 

関連:サーフィン初心者がローカルに注意すべきルールやマナーまとめ

 

 

足を引っ張られる説の都市伝説を検証!

お盆の海と言ったら”足を引っ張られて溺れる”という都市伝説のイメージが凄く定着していますよね。

 

僕もサーフィンをする前はとても恐れていたし、お盆に海に入ることで霊の怒りをかってヤバイことになると強く思っていました。(汗)

 

はたして本当にお盆の海で引っ張られることはあるのでしょうか?

 

 

・足を引っ張られるの迷信?

お盆の海では”霊に足を引っ張られて危険”らしいですが、個人的にはあまり信用していません。(昔はかたくなに信じてたけどw)

 

僕は毎年お盆も関係なく入っていますが引っ張られたことなど1度もありません。

 

そもそも足を引っ張られると言うなら”毎年膨大な数のサーファーや海水浴の人が犠牲になる”と思いませんか?

 

上述したように、気温がまだまだ高いお盆前後は、アルコール摂取の後の入水や、クラゲに刺されたショックでも溺れる可能性があり、それが原因で亡くなる人の方が明らかに多そうです。

 

あとサーフィンとは別での話ですが、海水浴で海に来ている人の”遊泳禁止の海での海水浴”の増加も水難事故の増加に繋がっている気がします。

 

サーフィンが出来るような波が立つ海では流れも激しいので、サーフボードもなく泳ぐことにも慣れてない人はとても危険です。

 

関連:サーフィンは泳げない人でもできる? 初心者や泳ぎが苦手でも溺れない方法

 

霊がどうこう以前に自然を完全に甘くみているような気がしますね。

 

 

・引っ張られるのはカレント(離岸流)仕業?

霊に引っ張られるとか言いますが、実際はカレント(離岸流)によって流されているだけのケースがほとんどではないかと感じます。

 

とくにお盆前後は、少し離れた場所の台風のうねりなども入ってきて波が高くなることが多く、流れも強烈になることが多いです。(波が高くなくても流れが強い時はあります)

 

関連:サーフィンを台風前後にするサーファーはバカ?事故に遭う危険性は?

 

流れが強いと中・上級者でも危ないのに、初心者サーファーや海水浴で来ている人なんてもっと危険です。(とくに海水浴の人)

 

流れが強いところは岸でも海底が深くなっていて足が底に届かないし、そのまま沖や横にガンガン流されます。(海に慣れていないと足がつかない時点でパニックよね)

 

流れが強烈だと泳いでも泳いでも流されるだけなので、これが”引っ張られる”という感覚になっているんだと思います。

 

あとお盆の話と少し離れますが、暑い時期に子供と一緒に海にきて子供だけ浜で遊ばせて親がサーフィンをしているケースを多く見ます。

 

個人的に、これは本当に由々しき事態だと思っていますがね~。

 

子供だけで遊ばせるのは本当に危険なんで辞めた方が良いですね。(僕がヒヤヒヤするのでやめて下さい)

 

海に入りたい気持ちはわかりますが、どちらが大切かを冷静に3秒でも考えれば答えは簡単ですよね?(そもそも3秒もいらないけどw)

 

 

・地獄の蓋が・・・?

お盆には地獄の蓋が開いて地獄にいる霊的な人達?が解き放たれて危険なようです。

 

年配の人がよくクチにする言葉なので知っている人も多い言葉ですね。

 

これが本当に恐ろしいことかどうかの確認は僕には出来ませんが、実はこの地獄の蓋って”1月と7月にも開く”ようです。

 

しかし1月と7月にそんな話あまり聞かないし、周りの人からも「地獄の蓋が開いて危険だから海に入るな!」なんて言われないですよね?

 

そもそも、1月と7月に地獄の蓋が開いていることを気にしてサーフィンしている人も少ないような気がします。

 

ではなぜお盆にだけ恐れる意味があるのか・・・。

 

そう!恐れる意味は殆どありません!w(完璧に自分の感情次第です)

 

完全に迷信だとは言いきれませんが、地獄の蓋よりも迫りくる波やカレント、津波や雷、目の前のサーファー達に注意した方が絶対に良いですね。

 

関連:サーフィンでの津波対策は?仙台サーファーの被害映像も

 

関連:サーフィン中の雷は危険?海での落雷対策や事故で亡くなった人はいる?

 

ただ、恐怖心があると体も意識も上手く働かなくて危険なので、少しでも地獄の蓋が怖いと感じるのであれば、その日は海に入らない方が自分も周りのサーファーも安心です。

 

 

まとめ

お盆の海は一般的に霊的なもので危険だとか引っ張られるとか言いますが、それよりも海の生き物やカレント、沢山のサーファーの方が全然危険です。

 

子供の頃からの刷り込みで、お盆は海に入っていけないと考えてしまいがちですが、見えない霊よりも確実に存在しているクラゲやサーファーに注意すれば全然入れます。

 

お盆にサーフィンする際は、霊的なものを心配するよりもカレントや風向き、天気予報の心配をした方がトラブルもなくなるので、意識をそっちのほうにシフトさせたほうが良いでしょう!

 

関連:サーフィンのオフショアとオンショアの意味や違いは?風が強いときの影響と注意点も

 

関連:サーフィンで雨の日は危険なの?注意点や着替えの方法も

 

ではでは今日もファンウェーブを期待して!!

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