サーフィンとスノーボードはどっちが難しいの?難易度の違いと共通点は?

横乗り系のスポーツに代表されるものとして、サーフィン、スノーボード、スケートボードがあります。
その横乗り系の中でもよく議論されるのが”サーフィンとスノーボードはどちらが難しいか”ですよね。
僕的にはスポーツをやる人達が楽しめればそれでいい感じがしますが、似たようなスポーツなのでやはり比較されるようです。
そこで今回は長年議論されている(と思う)”サーフィンVSスノーボードの難しさ対決”について書いていきます。
ちなみに、スケートボードに関してはサーフィンやスノーボードのオフトレとして使っている人が多いようで、あまり比較されることがないようなので今回は比較から外しました。
ではでは早速比較していきましょう!
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サーフィンとスノーボードはどっちが難しい?
サーフィンとスノーボードは似ているけど実際どっちが難しいのでしょうか?
似ているということはサーフィンが上手くなったらスノーボードも上手くなるし、スノーボードが上手くなればサーフィンも上達する可能性も高くなりますよね?
ただ、それはあくまでイメージの話ですからね~。
実際のところはどうなんでしょうか?
・サーフィンの方が難しい?
一般的にはスノーボードよりもサーフィンの方が難しいと言われていることが多く、ネットで調べた口コミでもサーフィンのほうが難しいというコメントが多いです。
僕もスノーボードをやっていた期間がありましたが、それを思い返してもやはりサーフィンの方が数倍も難しい気がしますね。
というのも、スノーボードは滑るだけなら初心者でも意外にすぐ出来るようになるからです。(ちょっと強引な物言いですが)
しかし、もう一方のサーフィンはそうはいきません。
1日で初心者がまともに波の斜面を滑れることはほぼ不可能に近いでしょう。
ロングボードのデカ板でスープ(波が割れた後の白い部分)に立つくらいなら出来るかもしれないですが、「これってサーフィンと呼べるのか?」と言われれば「???」となってしまいますね。
・難易度の違いは?
サーフィンとスノーボードにはそもそも難易度の違いがあると感じています。
サーフィンとスノーボードの難易度の違いにはどのようなものがあるのでしょうか?
・滑るためのスタートラインに立てるかどうか
スノーボードはリフトに乗ってしまえば初心者でも滑れる状況作ることが出来ますが、サーフィンの場合は波の斜面を滑るために自力で漕いで沖にでる必要があります。
サーフィンでの漕ぐ行為をパドリングといいますが、最初はこのパドリングに使う筋肉が無いのでマジでキツイ。(汗)
関連:サーフィンで筋肉はつく?サーファーには遅筋と速筋のどっちが必要?
この沖に出る行為が本当に苦しくて、筋力がないと沖に出ることすらできません。
そのためサーフィンを初めてやる初心者は、波が少し大きいと沖に出ることが出来ず、滑るためのスタートラインにすら立つことが出来ません。
また、波に乗る時もパドリングが必要になるけど、パドリングに使う筋肉を鍛えないと永遠に斜面を滑ることは叶いませんね。
関連:パドリングを強化するトレーニングのやり方は?コツや上達法まとめ
サーフィンとスノーボードには斜面を滑る前の難易度に違いがありますね。
・サーフィンは足が固定されていない
スノーボードは足が固定されていますが、サーフィンは足が固定されていないので不安定になりがちです。
スノーボードをやっている人がサーフィンをやると足が固定されていないことに困惑するようです。
逆にサーフィンに慣れた人が、スノーボードで足が固定されることに対して、不具合があるや困惑するというのは聞いたことがありません。
・乗る場所が安定しているかどうか
スノーボードは雪の上を滑り、サーフィンは波の上を滑りますよね。
雪の上も時間の経過とともに雪質などが変化するため安定はしていませんが、雪自体は動くことはないので、ある程度バランスを取れれば滑ることが可能です。
一方のサーフィンは、絶えず動く波の上を滑るので、かなりのバランス感覚が無いとサーフボードに立っていることは出来ません。
もちろん両方ともバランスあってのスポーツですが、両方共やってみた僕としては、サーフィンの方がバランス感覚の重要性が大きいと感じます。
サーフィンとスノーボードはそれぞれ難しい点があり比較自体が困難ですが、滑る前のスタートラインに立つ段階や足の固定、バランス感覚の重要性をみたらサーフィンの方が難しいですね。(実際そう感じました)
・片方が上達するともう片方も上手くなる?
同じ横乗り系のスポーツなので”どちらかの経験が豊富だともう片方も上手いんじゃないの?”という構図が多くの人の中にあるようです。(これもよく言われますね)
でも、実際に両方やってみて感じたのは、片方が上達したからといってもう片方が上手くなるわけじゃ無いってことです。
とくにスノーボード⇨サーフィンはやはり難しくて、スノーボード経験者がサーフィンをやっていきなり滑れるかといったら恐らく無理でしょう。
一方で、サーフィンをしている人もサーフィンの技が出来るからと言って、スノーボードの技をガンガン出来るかと言ったらそれも難しいですね。
滑るだけなら苦労はしないけど、本格的なことになってくると話は変わってきます。
それを考えると”スノーボードが上手い=サーフィンが上手い”という構図は成り立たないし、逆の”サーフィンが上手い=スノーボードが上手い”という構図も当然ながら成り立たないですね。
余談ですが、スノーボードが上手い友人をサーフィンに連れて行ったら、やはり立つことさえ出来ませんでした。(沖にも出れなかった)
・それぞれ違う難しさがある
なんだかサーフィンの方が難しくてスノーボードは簡単!的なイメージで書いている感があるので、この記事をみたスノーボーダー達が怒りそうですね。(汗)
しかし、決してスノーボードが簡単と言っているわけじゃないのであしからず。
サーフィンもスノーボードも結局はそれぞれの難しさがあって両方極めるのは大変です。
ただ、サーフィンの方が初めた時の入り口からの体力や筋力的にもキツくて難しいって感じですね。
言ってしまえばどんなスポーツも極めようとしたら全部難しいんですよねw
サーフィンとスノーボードの共通点
さて、サーフィンとスノーボードの難しさや違いについて書いてきましたが、逆に共通点はどんなものがあるのでしょうか。
やはり同じ横乗りというだけあって共通点もたくさんあるのかちょっと考えてみました!
・ルーツはサーフィン
実は雪の上を滑るスノーボードも地面を滑るスケートボードも元々はサーフィンがルーツって知っていましたか?
サーフィンをする人が、雪の上でもサーフィンと同じように滑りたいということで、”スノーサーフィンとして親しまれたのがスノーボードのそもそもの始まり”のようですね。
今では別のモノとして、それぞれのジャンルが確立している感がありますが、もともとはルーツがサーフィンということもあってよく比較されるのかもしれませんね。
波の上に飽き足らず、雪上や地面の上でもサーフィンの感覚を欲するとは・・・。
刺激を求めるサーファーの欲求には凄まじいものがありますねw
・自然相手に遊ぶ
サーフィンとスノーボードの最大の共通点といえば”自然を相手にスポーツをする”ということですね!
自然の中でのスポーツは普段の生活から精神を解き放ち、驚くほど心を豊かにしてくれます。
たまに人を拒むかのように荒れ狂うこともありますが、その厳しさも含めて楽しさになり、サーフィンやスノーボードが癖になってしまうのは間違いありません。
自然を相手にスポーツをすることで、”自然から何かを感じとる”という人は多いようです。(ちょっとスピリチュアルっぽいですがw)
僕も自然から”何かを感じた”1人で、上手く説明出来ないですが、自然を相手にするスポーツには人生を歩んで行くためのヒントが沢山詰まっているように感じます。
関連:サーフィンは何が楽しい?難易度が高いのに面白いと感じる魅力とは?
・目線が大事
サーフィンもスノーボードも上手くなるためには、進行方向に目線を向けないと体がスムーズに動きません。
サーフィンもスノーボードも初心者は足元しかみない傾向がありますが、人間は意識が行く方に動くクセがあるので目線はすごく大事なものになります。
サーフィンやスノーボードに限らず、人生の目線も上を見るか下を見るかで変わってきますが、それと一緒ですね!
関連:サーフィンのテイクオフの目線はどこに向けるのがいい?基本的なコツや注意点はある?
・体重移動が肝
サーフィンもスノーボードも、体重移動の加減によってターンや技の成功率や迫力がかなり変わります。
体重移動をしっかりしていかないと、サーフィンもスノーボードも上達することはありません。
サーフィンもスノーボードも上達するには体重移動が肝になり重要なものになっています。
そこまで大きな共通点はなかった!
ちょこちょこ書いてきましたがぶっちゃけ共通点はそんなに無いですねw
結構悩んで絞り出しましたけど僕にはこれが限界のようですw(不甲斐ないw)
もうね、言ってしまえば両方共”板に乗って滑る”というだけで、上達しようと思えば思うほど”全く別のスポーツ”ですよ!w
ですので、どっちが難しいなんて比較自体意味のないことで、上達するには両方難しいし時間がかかります。
ただ、サーフィンは同じ波は来ないし、他のサーファーとの波の取り合いがあるため反復練習が出来ないのが大きいですね。
関連:サーフィンの波の取り合いで勝つためのコツやポイントは?置いていかれる原因と対処法
また、波がない時や大荒れの時も当然のようにあるので、その分練習が出来ないこともあります。
その場合は室内や陸でのトレーニングをするしかありませんが、やはり海に入らないとサーフィン自体は上手くなることは難しいですね。
スノーボードやスケートボードのように反復練習が出来れば、サーフィン初級者が中級者に上達するスピードも上がりそうですが・・・。
関連:サーフィンで波がなくてフラットな時の練習方法は?室内や陸上でのトレーニングのコツも
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関連:サーフィンで初心者から中級者まで上達する方法は?目安とレベル別の違いまとめ
ところで、サーフィンとスノーボードの共通点が少ないということは、体の使い方も使う筋力も自ずと別になりますよね。
スノーボードをやっている人で、近々サーフィンにも挑戦しようとしている人もいっぱいいるとは思いますが、悪いことは言いません!
”初めから別物のスポーツ”だと思ってサーフィンに挑戦した方が心が折れないのおすすめですw
ただ、スノーボードを続けている人はバランス能力は高いでしょうから、波に乗れる段階まで進めたら成長は速そうですね!
プチ情報ですが、ジャニーズの錦戸亮さんはスノーボードからサーフィンに乗り換えてどっぷりハマっているようですよ!
関連:錦戸亮が趣味のサーフィンで鍛えた筋肉がすごい? サーファーになったきっかけや目撃情報も
まとめ
以上、サーフィンとスノーボードの難しさや共通点に付いて書いてきましたがいかがでしたでしょうか?
両方とも自然を相手にして板に乗って滑るスポーツですが、意外に共通点はありませんでしたw(僕が見つけられなかった?)
実際に両方ともやってみて分かりますが、体の動かし方も全然違いますからサーフィンが上手いからスノーボードが上手くなることもないし、その逆もまた然りですね。
難しさについてはサーフィンの方が始めた入り口から難しいのは確かですが、極めようと思うと両方とも確実に難しいのは確かですね。
上述したように、スノーボードの経験はサーフィンにはあまり役に立たないので、新たにサーフィンを初めたいスノーボーダーは文字通り1から始める気持で挑戦することをおすすめします!
ではでは今日もファンウェーブを期待して!!