サーフィンの耳栓は夏の時期も必要?中耳炎の防止効果は本当にある?

サーフィンをするときに装着する耳栓はサーファーズイヤー防止のために使われることが多いです。
サーファーズイヤーは冬の冷たい海水から耳を守るため耳の軟骨が耳を塞ぐ病気で、言わば人間の自己防衛の一種とも言えます。
でも、日本で言えばそれは海水が冷たい冬に気をつければ良い話。
逆に、海水が温かい夏の海で耳栓は装着する必要があるのでしょうか?
今回は夏のサーフィンでの耳栓の必要性について調べてみましたよ!
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サーフィンの耳栓は夏の時期も必要?
上述したように耳栓をするサーファーの多くは、サーファーズイヤーを防止するために装着しています。
海水温が高い夏の耳栓は”意味がない”、”必要がない”という意見もネットではあります。
ただ、海水温が高いと言っても体温の方が高いので耳栓はしておいたほうが良いという意見もあります。
確かに、体温より海水温が低いということは多少なりとも耳は刺激を受けそう・・・。
夏の海水が耳に与える影響はあまり分かっていないようですが、サーファーズイヤーを出来るだけ防止したいと考えるなら夏のサーフィンも耳栓をした方が良いでしょうね。
・耳の炎症(外耳炎)防止にも効果が?
耳栓は何もサーファーズイヤーの防止だけに効果があるわけではありません。
耳の炎症を防止するという点でも耳栓は大いに効果を発揮してくれるでしょう。
ご存知の通り海には目に見えない様々な細菌や化学物質がありますが、耳栓をしていないと海水が高確率で耳の中に入ります。(耳栓で絶対入らないわけではないけど)
耳の穴の入口から鼓膜までの間に傷や湿疹があると、そこから海水の菌が入り込んで外耳炎を引き起こす原因になってしまいます。
耳栓をしていればどんなにパーリングしようが海水がドバドバ耳に入ってくることは考えづらいです。(耳栓が取れなければの話)
そのためサーファーズイヤーだけではなく、耳の炎症を防止するという点でもサーフィン中の耳栓は効果が高いと言えます。
ちなみに、サーフィン中によく耳栓をする人は分かると思いますが、耳栓すぐ取れてなくしませんか?(僕だけではないはず)
僕も2000円程度の耳栓を2回使用しただけでなくしまいたよ。(泣)
実はダイソーの耳栓が使えますので、同じ悩みをもっているなら一度試してみて下さい。
参考:サーフィンの耳栓のおすすめはダイソー?なくすことへの対処法についても
関連:サーフィンでパーリングする原因や克服するコツまとめ!怪我を防ぐ方法も
耳栓に中耳炎を防止効果は本当にある?
耳栓にサーファーズイヤーや外耳炎を防止してくれる効果は期待できそうです。
では、中耳炎はどうなんでしょうか?
外耳炎も中耳炎も耳の炎症なので一見同じようですが、細菌が入り込む場所が実は異なるんです。
サーフィンをして外耳炎になるのは、耳の穴から鼓膜までの”外耳道”というところが炎症を起こしたときです。
なので、耳の穴からの海水の侵入を防止すればある程度防げるというわけです。
そして一方の中耳炎は鼓膜の内側が炎症を起こしてしまった状態なんです。
つまり”海水が耳の内側に入った”ということになりますが、一体どうやって?って思いますよね?
実はですね~、中耳炎を引き起こしかねない海水は”鼻から入ってしまう”んです。
鼻と耳は内側で繋がっていますので、いくら耳栓をしようが鼻に海水が入ると中耳炎になる可能性は十分に考えられるということになります。(汗)
・中耳炎を防止するには?
中耳炎を防止するには鼻からが入らないようにするしかありません。
なので、鼻に海水が入らないための方法を考えてみました!
・鼻栓を使用する
鼻に水が入らないようにするには鼻栓をするのが効果的です。
耳も鼻も塞げるセット発見♪ |
ただ、鼻栓をしてサーフィンしている人はほぼいないでしょうから、海で注目されるというリスクはあります。(リスクなのか?w)
あと、波のサイズが大きいと簡単に取れそうな気もしますね・・・。
波のサイズがそこまで大きくない、目立つの大好きという条件が合えば使えるでしょう。
・なるべくパーリングしない
鼻に大量に海水が入る原因はおそらくパーリングが1番ではないでしょうか?
パーリングばかりする人としない人では鼻を駆け巡る海水の量もかなり違う気がします。(憶測ですが)
なので、パーリングを減らせば鼻に入る海水も少なく済み、中耳炎の防止に期待できるということになります。
パーリングが多い初心者や初級者の人はパーリングを減らすだけで中耳炎の防止力は上がりそうです。
鼻うがい効果で”逆に体が調子が良くなる”、”風邪が治る”という意見もネットではたまに見ますが、結構都市伝説的だと個人的には思っていますがw
関連:サーフィンでパーリングする原因や克服するコツまとめ!怪我を防ぐ方法も
関連:サーフィンで初心者から中級者まで上達する方法は?目安とレベル別の違いまとめ
・レベルを極度に超えたサイズに挑まない
自分のレベルを遥かに超えたサイズでサーフィンしようとするとパーリング以前にもみくちゃにされる確率は高くなります。
当然鼻からは大量の海水が入るので中耳炎になる可能性も高くなりそうです。
ある程度の挑戦は必要ですが、無謀なチャレンジは控えた方が良いでしょう。
自分のレベルに合った波の高さを選ぶ目を養えば、危険も少なくサーフィンできます。
関連:サーフィン初心者の練習におすすめの波の高さは? サイズの種類と選び方のコツも!
・サーフィン後の水抜きが大事
鼻に海水が入らない方法を上述しました。
が、
完全に鼻に海水が入らないようにするのは不可能ですw
どんなに上手い人でも波に巻かれることはありますし、相手は海なので完全にブロックするのは無理というものですね。
なので、結局1番大事になってくるのは”サーフィン後の鼻の水抜き”です。
これをしっかり”やるか””やらないか”でかなり違ってきますから、水抜きをしていない人は炎症防止のために水抜きをしっかりすることをおすすめします。
あと、体調が悪いときも体内の粘膜が弱って炎症を起こす可能性が高くなるので、サーフィンは控えた方が良さそうです。
これらに気をつけるだけでも中耳炎の防止には役立つはずですよ!(僕がなってないので)
関連:サーフィンで風邪はひかない?風邪気味の時や鼻水がでた時の対処法は?
関連:サーフィン後に鼻から海水が出るのは危険?水の抜き方や注意点も
まとめ
サーファーズイヤーや外耳炎といった炎症を防止するにも耳栓は効果が期待できますね。
はっきりとしたデータはありませんが、冬だけではなく夏も装着した方が効果は高まりそうです。
とくに外耳炎は耳の穴に入る海水が原因なので、夏の耳栓は役に立ちます。
中耳炎の方は鼻からの海水が原因ということなので、海水が鼻に入らないように気をつけるしかないですね~。
当然完璧に防ぐことはできないので、サーフィン後の水抜きはしっかりやるのがおすすめですよ!
ではでは今日もファンウェーブを期待して!