乗ったっていいじゃない・・・。サーファーだもの・・・。

サーフィンを夏だけやるサーファーは上達しない?冬も海に入った方が良い?

2019/01/10
 
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サーフィンを始め易い季節と言えば、”気温も気分も上がる春や夏”ではないでしょうか。

 

とくに夏は海が盛り上がる季節ですから、初心者の人がサーフィンを始めるには良い季節です。

 

そのため夏だけサーフィンを楽しむという人もかなり多いです。

 

一見すると賢い選択に見えますが、夏だけサーフィンには落とし穴が存在します。

 

それは”全く上達しない”という事です。

 

ということです。

 

春や夏にサーフィンにハマったとしても、冬まで海に入る人はごくわずかで、

 

「寒さに我慢してまでサーフィンしたくない!」

 

「また、来年夏に始めれば良いや!」

 

と思っている人が非常に多いです。

 

しかし、春や夏だけではサーフィンの上達は難しいんです。

 

関連:春からサーフィンを始めるメリットとデメリットまとめ!おすすめのウェットスーツやワックスも

 

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サーフィンを夏だけのやるサーファーは上達しない?


夏だけサーフィンをやったとしても、サーフィンは全然上達しません。

 

「何年もやれば夏だけでも上手くなるんではないか?」

 

と思うかもしれませんが、残念ながら夏だけの短い期間での上達はほぼ不可能と言っていいでしょう。

 

では、その理由を小分けにして書いていきたいと思います。

 

 

・サーフィンで使う筋肉が落ちる

サーフィンは普段の生活で使わない筋肉を使用することが多いです。

 

なので、サーフィンを冬から春先まで休んだとすると、夏に鍛えた筋肉は当然低下してしまいます。

 

当ブログでは筋肉の維持に必要なトレーニングの記事なども書いていますが、あくまで短期間の筋力低下を防ぐものです。

 

とくにサーフィンは持久力を主体とした筋肉を使うので、休む期間が長ければ長いほどサーフィンの再開には不利になります。(汗)

 

イメージとしては、マラソンで毎日10km走っていた人が半年以上休んで急に走れって言われている感じ?(分かりにくい?w)に似ているかもしれません。

 

1ヶ月休んだだけでも、パドリングやドルフィンスルーがキツく感じてしまいますからね~。

 

半年以上休んだら、サーフィンの筋肉なんて下手するとゼロに近くなるんじゃないですか?

 

冬に休んで夏に再開しても”筋肉がほぼゼロベース”なので、上達は非常に難しいですね。

 

関連:パドリングを強化するトレーニングのやり方は?コツや上達法まとめ

 

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・持久力、心肺機能の低下

上述の筋肉の低下と似ていますが、夏だけのサーフィンではサーフィンに必要な持久力が保てません。

 

半年以上サーフィンから離れると、ちょっと動いただけで”疲れが半端ない”です。

 

とにかく全ての動きが単発になってしまって、全然波に乗れないし波の取り合いでも勝てません。

 

僕も東日本大震災で海に半年以上入れませんでしたが、とにかく体が動かないことに驚愕したし絶望もしました。

 

あと、心肺機能もかなり低下していました。

 

とにかく息が上がるし、波に巻かれたときの呼吸の苦しさが半端なかったのを強く覚えています。

 

呼吸を長く止めるのは徐々に慣れていくし鍛えられますが、衰えるにはあっという間のようです。(汗)

 

関連:サーフィンで筋肉はつく?サーファーには遅筋と速筋のどっちが必要?

 

関連:サーフィンでの津波対策は?仙台サーファーの被害映像も

・波を見る目や感覚の衰え


毎週海に入っていると、”どの波のどの位置から乗れる”かや、”波の状態にによっての乗り方”などが自然と分かってきます。

 

しかし、海に入らない期間が長くなると、どの波のどの位置から乗れるかがイマイチ分からなくなってきます。

 

まぁ、記憶力の優れた人は分かるかもしれませんが、僕の場合は無理でしたw

 

入らない期間が長くて、パドリングが衰えているなら、後は波に乗るポジションに頼るしかありませんが、それも難しくなります。

 

変な場所で波待ちとテイクオフをして結局パーリングなんてことも多くなります。

 

関連:サーフィンの波待ちの位置や姿勢は?方向転換のコツやルールも

 

関連:サーフィンでパーリングする原因や克服するコツまとめ!怪我を防ぐ方法も

 

 

・雰囲気に飲まれる

サーファーが集まる海って謎に変な雰囲気が漂っています。

 

普段海に通っていると麻痺してわからないんですが、ちょっと空気感が変わるようです。

 

僕の友達でサーフィンしない人がサーフポイントに遊びに行ったらしいんですが、「海の雰囲気が独特で早々に海を立ち去った」と言っていましたw

 

これは完全なメンタルの部分ですが、この状態で海に入ってもほかのサーファーに気を使って全然動けません。

 

そういう心境で海に入ると全員上手く見えて遠慮しちゃうんですよね。(汗)

 

当然来た波の多くを譲ってしまうので、上達はかなり遅くなります。

 

 

・冬も継続していたサーファーから波が取れない

冬も継続していたサーファーから、悲惨なほど波が取れません。

 

冬も海に入っていたサーファーが自分の周りに3人くらいいたとしたら、来る波のほとんどが彼らのものになってしまいます。

 

要は”波取りで勝てない”ってことですね。

 

関連:サーフィンの波の取り合いで勝つためのコツやポイントは?置いていかれる原因と対処法

 

それほど継続していた人から波を取るのは難しいです。

 

乗る波が少なければ当然テイクオフもできませんから、サーフィンも上手くなりません。

 

これを毎年繰り返してサーフィンが上達するということは残念ながらありませんね~。

 

 

冬も海に入った方が良い?


ということは、やはり冬も海に入った方が良いってことなのでしょうか?

 

その答えは、絶対に”YES”です。

 

サーフィンをやって上手くなっている人は例外なく1年通して海に通っています。(と思います)

 

そうしないと”サーフィンに必要な筋肉や持久力、メンタルが保てない”んです。

 

たしかに、冬は寒いので海に入ることが億劫になってしまいますので、”夏だけ”という気持ちもめちゃめちゃ理解できますw

 

ただ、冬は人も少なくなるので、サーフィンの練習はかなりしやすいです。

 

ポイントや時間、曜日のタイミングが合えば、”いい波が貸し切り状態”という最高の状態も発生します。

 

サーフィンが上手くなりたいならこんな状態みすみす見逃す手はありませんよね?w

 

関連:サーフィン初心者が練習場所を選ぶコツは?上達スピードは時間帯や時期でも変わる?

 

冬にサーフィンを続けてしまえば、パドリングやテイクオフも上達するし、ほかのサーファーに負けずに波を取れます。

 

1番大きいのはパドリング力が低下しないことです。

 

サーフィンで1番重要な力が衰えないで使えるのはかなり大きいですからね~。

 

1つ難点を挙げるとすれば、冬用のウェットスーツやブーツやグローブを揃える必要があり、金額がかかることです。

 

冬は夏と違って体に合ったウェットスーツを作らないと、とてもじゃないけどサーフィンしてられません。(汗)

 

既製品で体にフィットするものが存在すれば良いですが、ほとんどの場合サーフショップやスポーツ量販店でのオーダーメイドになります。

 

ウェットスーツのメーカーや種類にもよりますが、ブーツやグローブ、ヘットキャップを合わせると10万前後はしてきます。

 

関連:サーフィンのヘッドキャップの選び方解説!おすすめのかぶり方や口コミも

 

関連:ウェットスーツの種類と選び方は?きつめがオススメの理由

 

余裕資金がある人は良いですが、結婚して子供にお金がかかる人やお金に余裕がない人はちょっと痛い出費になる可能性があります。

 

月々の支払いにするという手もありますが、やはり安い買い物ではありませんからね~。(もう少し安くなればいいですが)

 

逆に、サーフィンを上手くなりたい意思とお金の面がクリアできるのであれば、絶対に冬のサーフィンの継続はおすすめですよ!

 

 

まとめ

夏のサーフィンは開放感があり水温も高いのでサーフィンしやすい環境です。

 

ですが、筋肉やメンタル面などを維持&向上させるには継続して冬も入ったほうが絶対に良いです。

 

夏だけ楽しめれば良いと思うかもしれませんが、僕の経験上”夏のサーフィンを本当に楽しんでいるのは冬も継続して入ったサーファーだけ”です。

 

理由は、寒い日から暖かい日に変わる幸せや、自分の成長を感じ取れるからです。

 

冬のウェットスーツなどの装備を揃える必要がありますが、それに変わる喜びや刺激も絶対に得られますよ!

 

夏だけサーフィンをして冬はスノーボードという人も多いでしょうが、この記事をキッカケに冬も海に入ってみてはいかがでしょうか?

 

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ではでは今日もファンウェーブを期待して!!

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