サーフィンで筋肉はつく?サーファーには遅筋と速筋のどっちが必要?

サーフィンを始める人で単純にサーフィンを楽しみたいという他に”ダイエット目的や筋肉をつける為に始めたい”と言う人も多いと思います。
サーフィンはダイエットには効果があるといえばありますが、短期間での大幅なダイエットは厳しいかも知れません。
ダイエットに関してはコチラの記事にまとめています。
関連:サーフィンのダイエット効果や消費カロリーは?痩せるための食事法やトレーニングも
ところでサーファーって脂肪が少なくて筋肉がムキムキな人が多いイメージがありませんか?
僕も体を見せていないのに「サーフィンをやっている」と言うだけで、「じゃあ筋肉あるね~」と謎に?w言われることが多いので、一般的には”サーファー=筋肉がある”みたいな構図はあるのかも知れません。
では実際にはサーフィンで筋肉はつくのでしょうか?
また、筋肉が付くとしたらどの筋肉がつくのでしょう?
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サーフィンで筋肉はつくの?
ズバリ結論から言うと”サーフィンで筋肉はつきます”!
もちろんサーフィンを始めてすぐに筋肉がつくわけではないんですが、サーフィンを半年くらい継続していると、何もスポーツしていない人に比べて明らかに筋肉がついていくのが実感できます。(微力ですが実感はします)
ではサーフィンのどのような動作によって、どこの筋肉が発達するのでしょうか?
サーフィンで鍛えられる筋肉は?
鍛えられる筋肉は僧帽筋、三角筋、上腕三頭筋、背筋、脚筋、お尻の筋肉です。
なんかお尻だけ軽い感じになってしまいますがw、筋肉の専門ではないのでご了承くださいませ。
・僧帽筋
僧帽筋は首から肩甲骨あたりにかけての筋肉で、肩甲骨の動きや三角筋の補助として働きます。
僧帽筋を鍛えると肩甲骨が内側に引っ張られて猫背の予防になるようです。
僧帽筋は表情を作る筋肉と繋がっているため、鍛えることによって姿勢が良くなるだけでなく、顔の表情も豊かになるようですよ。
・三角筋
三角筋は肩の筋肉ですね。
三角筋が鍛えられると肩の関節や筋肉の動きがスムーズになります。
三角筋が発達してくるとTシャツがよく似合ってきますね!
・上腕三頭筋
上腕三頭筋筋は腕の裏側につく筋肉です。
二の腕の筋肉といえば分かりやすいでしょうか。
肩の関節や肘の関節の動きに役立つ筋肉で、腕立て伏せでも鍛えることが出来る筋肉ですね。
二の腕が引き締まっていると男性はたくましく見えるし、女性はぷにぷにしたお肉がなくなり健康的でスラッとした腕になることがきたいできます。
・背筋
背筋は背中の筋肉で背筋を鍛えることによって、”姿勢が良くなる”、”ウエストが細く”なるなどといった事が期待できます。
背筋は大きい筋肉なので鍛えることによって基礎代謝が上がって痩せやすい体になることも可能です。
背筋の中には、背骨に沿ってついている”脊柱起立筋”と呼ばれる筋肉がありますが、この筋肉がサーフィンでは鍛えられ姿勢の改善や腰痛、肩こりの改善に効果が期待できるようです。
・お尻の筋肉
サーフィンではお尻の筋肉も鍛えることができます。
お尻の筋肉を鍛えることによって、引き締まったキレイなお尻になることが可能です。
ヒップアップもするので長足効果も期待できます。
また、お尻の筋肉を鍛えることによって骨盤が刺激されて”ウエストの引き締め効果も期待できるようですよ!
・主にパドリングとドルフィンスルーで鍛えられる
上述した筋肉は主にボードに腹這いになって水を掻く”パドリング”によって鍛えられます。
パドリングは胸を反って行うため背筋はかなり鍛えられ、サーフィンを継続することによって姿勢や歩き方が自分でも分かるくらい変わってきます。
サーフィンをすると、波に乗る時間よりパドリングの時間のほうが圧倒的に多いですので、サーフィンを上手くなろうとして継続していれば、嫌でも筋肉がついてきてキレイな体型になることが可能ですよ!
ただ、あくまでも継続した場合のことで、1ヶ月に2、3回通っても変化はあらわれません。
最低でも週に2回位のペースで半年も続ければ、少しずではありますが効果は出てくるでしょう。
挫折率が高いと言われるサーフィンを続けるのは難しいですが、続ければそれなりに体が変化します。
関連:サーフィンがつまらないのは難しいから?初心者の挫折率が高い理由と続ける方法は?
早く筋肉をつけたいのであれば、海以外でもトレーニングすればもっと早く筋肉の発達はしますしパドリングも早くなります。
パドリングの他には”沖に出る際に波の下を潜って波をかわすドルフィンスルー”も筋肉を使います。
波をかわすにはボードを沈める必要がありますが、このドルフィンスルーは連続で行うと腕の力を結構使います。
力だけで沈めるわけじゃないけど、連続で波を潜ると流石に腕の筋肉も疲れてきますね。(腕立てしてるイメージ)
関連:ドルフィンスルーで深く潜るには目を開ける?浮力で沈まない時のコツは?
パドリングもドルフィンスルーもサーフィンの基礎ですが、ある程度形にするには根気も時間もかかり、何より筋肉を酷使します。
そのため、この2つがある程度出来るようになる頃には、脂肪が落ちて引き締まった”サーフィンに特化した体つき”になっている可能性は大いにあります。
サーファーには遅筋と速筋のどっちが必要?
筋肉には”瞬間的な大きな力は出ないが長い時間動かしても疲れにくい遅筋”と”長時間動かせないけど瞬間的に大きな力が出せる速筋”があります。
”遅筋は赤筋”とも呼ばれ、”速筋は白筋”とも呼ばれるのは有名でご存知の人も多いでしょう。
ネットでは遅筋と速筋のどちらがサーフィンでは大事か?などの議論がされていることがよくあります。
極論を言ってしまえばサーフィンには持久力も瞬発力も両方必要なんですが、個人的には持久力の方が大切だと感じます。
持久力だといわゆる”遅筋”となるわけですが、サーフィンの基礎となる”パドリングとドルフィンスルーには持久力がかなり必要”なんです。
特にパドリングは”沖に出る時”や”波に乗る時”、”潮の流れに逆らってのポジションキープをする時”などあらゆる場面で行うため持久力がないとサーフィン自体が成り立ちません。
”波に乗る時のパドリングには瞬発力が必要で速筋が大事だ!”
と書いてあるブログ何個か見かけますが、個人的には圧倒的に持久力に関係する遅筋の方が大事だと思っています。
よく海でテイクオフできない人を見ていると、がむしゃらにバシャバシャパドリングしてるけど、すぐに疲れてパドリングを辞めちゃうんんですよね。
関連:サーフィンでテイクオフが遅い原因はなに?改善や対策方法は?
それを見ていると”あと2、3掻き位すれば乗れるのに・・・”といつも思ってしまいます。
パドリングしている本人も気付いているんだろうけど、圧倒的に筋肉の持久力が足りていません。
沖からくる波を見つけてテイクオフ出来る位置までパドリングして間に合ったのは良いものの、肝心のテイクオフが出来る力が残ってなければ波に乗れずに終了です。(波が勿体無い)
そもそもテイクオフすること自体は、”波に乗るポジションを間違わないのとパドルさえ続けられる持久力があれば”瞬発力はあまり必要ではない気がします。(僕の場合ですが)
どっちかというと、波に乗れるポジションまでパドリングしていった後に”テイクオフするまで体がブレることなくパドリングし続けられたほうが乗れる可能性は格段に上がります”。
疲れて体がブレているとパーリングにも繋がりますからね~。
関連:サーフィンでパーリングする原因や克服するコツまとめ!怪我を防ぐ方法も
もちろんパドリング自体は全力でやるんですけど”持久力を使った全力”みたいな感じです。(わかりにくい?w)
陸上で言えば短距離走の全力ではなくて”マラソンなどの長距離走の全力”のイメージですね。
短距離走の選手は速筋が多くてマラソン選手は遅筋が多いと言いますから、”サーフィンはマラソンと似ている”のかも知れません。
また、波のパワーが無かったり他のサーファーと波を取り合ったりする時にもパドリングをし続けないと波を取ることはできませんので、”圧倒的にサーフィンには持久力に関係する遅筋が大切”だと考えますね。
関連:サーフィンの波の取り合いで勝つためのコツやポイントは?置いていかれる原因と対処法
そのほか安全の面から考えても遅筋が多いほうが良い気がします。
ボードと自分の足を繋ぐリーシュコードは切れるときがあるんですが、岸に戻る為には泳ぎ切る持久力が必ず必要になりますからね。
関連:サーフィンのリーシュコードが絡まないおすすめの方法と長さの選び方!寿命や切れた時の対処法
関連:サーフィンは泳げない人でもできる? 初心者や泳ぎが苦手でも溺れない方法
カレントに捕まってしまった時には瞬発力があってもどうしようもありませんので、自分の安全を確保するためにも持久力に携わる遅筋を鍛えることは非常に重要だと考えますがどう思いますか?
海以外でサーフィンに必要な筋肉を鍛えるには?
サーフィンを続けていれば必要な筋肉はついてきますので、筋肉をつけたいならとにかく海に通った方が良いです。
僕の場合は波がなくても海に通って”パドリングやドルフィンスルーの練習”をしていました。
楽しい練習ではないけど実際にサーフボードを使って練習することで”必要な筋肉は絶対についてくるはず!”という考えで練習していました。
関連:サーフィンで波がなくてフラットな時の練習方法は?室内や陸上でのトレーニングのコツも
それに加えて陸上でのトレーニングも組み込むと筋肉が付きやすくなります。
僕の場合は水泳や懸垂、パドルチューブ、アブローラーを使ったトレーニングを主にしていましたね。
特に水泳のクロールは、パドリングで使う筋肉も鍛えることができるのでオススメ。
100mをインターバルを挟みながら何本か泳ぐと心肺機能向上にも繋がるので良いですよ。
懸垂はひたすら公園でやっていましたねw
懸垂をやると持久力にはあまり関係なくなりますが、”やらないよりやったほうがマシ”って感じでやっていました。
懸垂を続けていたら徐々に逆三角形の体になってきたのが実感できちょっとうれしくなったのを覚えていますw
パドルチューブも上腕三頭筋や広背筋を鍛えるの効果的ですし、アブローラーも体幹や腹筋、インナーマッスルを鍛えるのにかなり役に立ち、パドリング力の成長にかなり貢献したのではないかと個人的には感じました。
関連:パドリングを強化するトレーニングのやり方は?コツや上達法まとめ
こちらの記事にトレーニングの方法を載せているので是非参考にして下さい!
まとめ
サーフィンは継続することによって筋肉がつき、引き締まった肉体を手に出来る可能性は十分にあります。
しかし、”筋肉をつける”つけるという点で言えばぶっちゃけジムに通ったほうが手っ取り早いですねw
サーフィンで筋肉をつけたいのであれば、食事にもこだわったほうが筋肉の成長や筋肉の分解を防ぐ点からみても有効なので試して見て下さい。
サーフィン前とサーフィン後に摂取したい食べ物や飲み物について書きましたので参考にして下さい。
関連:サーフィン前の食べ物や飲み物のおすすめは?食事のタイミングも
関連:サーフィン後の食べ物や飲み物のオススメは?食事のタイミングも
サーフィン大事なのは持久力ですので、プールやパドルチューブなどで遅筋を鍛えながら栄養補給もすると良いですね!
ではでは今日もファンウェーブを期待して!!