冬にサーフィンをしないのは危険で波がないから?着替えの寒さ対策はある?

こんにちは!!BEACH BUGGYです!!
春や夏にかけてサーフィンを始める人は多く、秋、冬にかけてだんだんとサーファーの数は少なくなっていきます。
とくに冬になると入るポイントによっては人がいなかったり、”貸切状態”になることも少なくありません。
夏にはサーフィンボードがぶつかるほどひしめき合っていたサーファー達は、冬になるとどこにいってしまうのでしょうか?
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冬にサーフィンをしないのは波がないから?
冬にサーファーが少なくなるのにはいくつか理由があります。
その1つに上げられるのが冬は波がない場合があるということです。
とくに冬は北西の風が吹き続けることが多く、太平洋側では夏と比べて波が抑えられがちです。
そのため、”サーフィンできる波がない”ということが多く起こります。
では波がない日が多いからサーファーがいなくなるのか?という、実はそうではありません。
確かに波がないときはありますが、低気圧の接近などによって冬でも大きなうねりはきます。
しかも、日本海側は冬のほうがサーフィンできる波ができる条件がそろうので、日本海側でもサーフィンは可能ですし、千葉あたりだとポイントを移動していけば大抵どこかサーフィンできるポイントがあります。
なので、冬にサーファーが少なくなるのは、波がなくなるというのが原因ではないんです。
原因その1・冬の海は寒い
冬にサーファーがいなくなるのは単純に冬の海が寒いからです。
と、当たり前のことを堂々と書いてしまいましたw
夏前後からサーフィンを始めた大半のサーファーは、冬の寒さに耐えきれずに海を離れていきます。
秋ぐらいまで粘るサーファーもいますが、真冬を前に姿が見えなくなるサーファーがほとんどです。
一度真冬のサーフィンを経験すれば慣れてくるんですが、そこに至るまでには結構勇気が必要なのは確かです。
原因その2・ウェットスーツを買えない、買わない
ウェットスーツを買うお金が無くて冬にサーフィンをしない人も少なくありません。
僕の知り合いでも春から夏の終わりにだけ入る人がいますが、彼はウェットスーツを買ってまで冬にサーフィンはしたくないそう。
買う資金力はあるんですが、ウェットスーツにお金を費やしたくないようです。
冬のウェットスーツは基本オーダーなので結構なお値段がしますが、それが勿体無いと考える人は少なからずいるようです。
あとは単純に生活が苦しくて買う資金がない人もいるでしょう。(僕がそうだったので)
冬に使うウェットスーツが分からない人は下のウェットスーツの記事を参考にして下さい。
関連:サーファーは貧乏人が多い理由はサーフィンでお金がかかるから?初期費用はいくら?
参考:ウェットスーツの種類と選び方は?きつめがオススメの理由
原因その3・夏はサーフィンで冬はスノーボード
夏はサーフィンをやって冬はスノーボード派という人は結構多いです。
冬に海に通うガチサーファーでもスノーボードを気分転換でやることもありますが、基本は海に戻ってきます。
しかし、
「夏はサーフィンで、冬はスノーボードっしょ!?」
と考える人は冬に海に基本来る事はありません。
横乗り系なのでよく比較されるサーフィンとスノーボードを両方楽しんでいるツワモノは意外と多いのかもしれません。
関連:サーフィンとスノーボードはどっちが難しいの?難易度の違いと共通点は?
そう言えばスノーボードで最強のショーン・ホワイトさんはサーフィンもやるようです。
彼の場合はサーフィンのほうが息抜きとなるんでしょうね~。
冬のサーフィンは実はかなりおすすめ
冬もサーフィンを続けるには先程も書いたようにある程度の勇気が必要です。
勇気と言っても、寒さや道具への資金の投入などといったことなんで、そんな大それたことではありませんがw
上述した理由から冬のサーフィンは敬遠されがちではありますが、上達したいと思っている人には冬のサーフィンは絶対に欠かせません。
今度はそのおすすめの理由を書いていきます。
・サーフィンに必要な筋肉を維持できる
サーフィンを楽しむにはサーフィンに使う筋肉が必要です。
パドル筋やドルフィンスルーに使う筋肉や体幹など、サーフィンをやっていると普段使わないサーフィン筋が鍛えられます。
しかし、これらの筋肉は定期的に使わないと驚くほど簡単に衰えてしまいます。
用事や海の状況が悪い時は2~3週間くらい入れないときもありますよね。
その期間入れないだけでも、サーフィンがきついと感じた経験ありませんか?w
一方、冬も定期的に海に入ることによって、肉体の維持や波に乗る感覚などが成長する可能性が大幅に上がります。
冬に入るようになってからテイクオフが安定してできるようになった人は僕も含め非常に多いです。
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・人が少なく練習ができる
人が多すぎてサーフィンの練習が全く出来ないと感じる人は多いです。
波が取れる中・上級者でも混雑した海では波の取り合いで勝つのに必死です。
そんな中で、初心者や初級者がいてもほとんど波を取ることは不可能です。
無理にテイクオフして前乗りして怒鳴られたりトラブルになるケースも正直珍しくありません。
入るポイントにもよりますが、冬になるとびっくりするほど人がいなくなります。
当然波が良い日や上手い人が集まるところは若干混みますが、夏に比べると本当に大したことありませんw
これは練習したい初心者や初級者には大チャンスで、本当に練習になります。
人が少ないので波を取り合う倍率も高くないし、自分の好きな位置やタイミングでテイクオフやライディングの練習がしやすいです。
テイクオフもライディングも乗れば乗るほど感覚が分かってきますので、かなり価値がある期間といえます。
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・日焼けがあまり気にならない
春から秋にかけて紫外線や太陽の日差しで、肌のダメージはかなり大きいです。
冬も紫外線があるとは言っても他の季節に比べると、全然比較にならないくらい日焼けはしにくいです。
ですので、日焼けをしたくないという人には冬のサーフィンは良いかもしれません。
ただ、晴れた日に全く対策をしないと、やはり日焼けはしますから日焼け対策はした方が良いですね。(どっちなんだよって感じですねw)
要は、日焼けはしにくくておすすめだけど、対策はしておきましょうということですねw
参考:サーフィンで日焼け対策にオススメの日焼け止めと正しい塗り方解説!
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冬のサーフィンには危険な点も
冬の海は人が少なく平和そうですが、ちょっとした危険も隠れています。
ただ、気をつけていればそこまで問題にはなりません。
冬のサーフィンでは以下のことに気を付けてサーフィンすることをおすすめします。
・人が自分以外いない場合
冬のサーフィンは人がいなくなり空いていると先ほど書きました。
タイミングやポイントによっては1人ということもあります。
貸し切りでテンションが上がりそうですが、実は1人だとなにかアクシデントがあったとき助けを求めることが出来ません。
ケガしたときや、流されたときなど近くに人がいれば助けを求められますが、1人だと助けを求める声も独り言です。
台風並みの爆弾低気圧の通過によって、波が荒れたり、流れが強くなったりすることも実際にあります。
見極めが出来るなら良いですが、入れる波かどうか分からない状態で1人で入水するとシャレにならないです。
そのため初心者や初級者のサーファーは少しでも人がいるポイントや時間帯を狙ったほうが危険度は下がります。
逆に人が多すぎるところに言っても練習になりませんので、状況をみて行動した方が良いですね。
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・寒さによる低体温
冬は人が少なく練習もしやすいので、波が良いと夢中になって入りすぎてしまうことがあります。
動いているのとホルモン分泌の影響で途中寒さを忘れるんですが、長く入っているとやはり体は冷えます。
体が冷えて限界に近づくと急に震えが止まらなくなる時があります。
冬の海での震えは危険で、パドルすらも困難になることもあります。
波が良いからと言って我慢していると、ろれつが回らなくなったり意識がもうろうとすることもあり本当に危険です。(僕の体験談です)
少しでも震えるようなことがあればすぐに海から上がるようにして下さい。
個人差がありますが、冬の海でも1時間半から2時間を目安にサーフィンすると良いですね。
安い時計は別記事にて紹介してます。
時間管理だけなら十分なので参考にしてみて下さい。
参考:サーフィンで使える防水時計で安いおすすめは?日常生活防水のレベルでは壊れる?
参考:サーフィンでチプカシF-91W-1を使っても壊れない?防水や耐久性も検証!
・寒さで体が硬い
寒いと筋肉がこわばってしまい体が硬くなります。
体が硬くなっていると、サーフィンでもケガに繋がりやすいです。
そのため、海に入る前にはしっかりと血液を循環させて筋肉を温めてサーフィンするのがおすすめです。
海に入る前には”ダイナミックストレッチ”と言われる準備運動をしっかりとすると血流も良くなりケガの予防に効果的です。
参考:サーフィンで筋肉痛を予防軽減する方法はある?疲労回復に効果的なストレッチを紹介
・朝や夕方が暗い
サーフィンを朝や夕方にやる人は多いですが、冬は朝や夕方は暗くて視界が悪いことが多いです。
視界が悪いと波との距離感が掴みづらく、パーリングしたりすることも考えられます。
また、他のサーファーとの接触も起こりやすくなり結構危険です。
冬はサーフィン出来る時間が短いですが、安全第一で視界が良好な時間帯で楽しむのがおすすめです。
関連:サーフィンでパーリングする原因や克服するコツまとめ!怪我を防ぐ方法も
関連:サーフィンで朝が早いのはなぜ?時間によって波が変わる理由は?
着替えがきついときの寒さ対策はある?
危険を回避して行動すれば”かなりおすすめの冬のサーフィン”ですが、やはり冬の海は寒いです。
で、海が寒いのもあるんですが、海上がりの着替えが1番寒いです。(汗)
海では体を動かしているし、エンドルフィンとかアドレナリンなどのホルモンが分泌されるためか、寒さを一時的に忘れてしまいます。
ですが、疲労困憊で海から上がって正気に戻ると、本当に寒いしきつい・・・。(涙)
なので、冬もサーフィンを続けようと思った人のために着替えをする時のコツや寒さ対策をご紹介します。
・風を避ける駐車向き
海上がりに寒さを猛烈に感じる時は風が強く吹いているときです。
なので、着替えるときに寒さを軽減するには風をブロックしないといけません。
そのため、車を駐車する時は”風が吹いてくる方向に車の正面を向ける”必要があります。
初心者の人は風向きをあまり気にしないで駐車する人がいますが、これを意識するだけでかなり着替えが楽になります。
濡れたウェットスーツを脱いでしまえば車の中でも服は着れますから、脱ぐ間風を遮るような向きで駐車しましょう。
風向きが変わる場合もあるので、天気予報のアプリなどを使って確認しておくのがおすすめです。
関連:サーフィンのオフショアとオンショアの意味や違いは?風が強いときの影響と注意点も
・脱ぎ着が楽な服装で海に行く
寒さとの勝負はいかに”着替えを早く楽にするか”にかかっています。
そのため海来て行く服装は”脱ぎ着が楽なシンプルな服装”がおすすめです。
海上がりによほどのことがない限りは、シンプルな服装で困ることはそうそうありません。
結構汚れたりするし、防犯の観点からみてもやはり脱ぎ着がしやすいシンプルなもので間違いないでしょう。
服装や防犯については下の記事を参考にしてみて下さい。
参考:サーフィンに行くときの服装は何がいい? オシャレなコーデはいらない?
参考:サーフィン中に貴重品などの鍵はどこに入れればいい?キーポケットで盗難を防ぐ方法まとめ
・お湯を持っていく
冬の海上がりに真水を体にカブるのは正直きついです。
ですので、冬は可能な限り温かいお湯を持っていったほうが良いです。
ポリタンクにお湯を入れて保温カバーに入れておけば海上がりに温かいお湯が堪能出来ます。
冬に幸せを感じたいなら保温カバーは本当に必須。 |
ものすごく寒い時には本当にこのお湯だけで幸せになれるのはサーファーの特権でしょうw
注意としては熱湯は持っていかないほうが良いです。
熱湯をウェットスーツにかけてしまうと、接着部分が弱くなったりゴムが固くなったりと劣化の原因になります。
自分が海に入る時間などを考慮して”ほどほどに温かいお湯”を持っていって下さい。
関連:ウェットスーツに家庭用洗剤や柔軟剤は使える? 洗い方や手入れの違いも
・ポンチョ型のタオルを使う
今では良く目にする着替えの時のポンチョ型のタオル。
これは冬の着替えではかなり重宝します。
冬の着替えに持っておいて損はなし! |
これがあれば風の直撃を防ぎながらウェットスーツが脱げるのでかなりおすすめです。
しかも、ウェットスーツを脱いだらそのまま車の中に入って着替えることも可能です。
そんな便利グッズを使わない手はありません。
格好がどうとか言っている人もたまにいますが、着替えの瞬間に格好つけてもしょうがないです。
さっさと脱いで風や雪のない車の中で優雅に着替えましょう。
ちなみに、ポンチョ型のタオルは雨の日の着替えにもかなり使えますよ!
まとめ
冬にサーフィンをするサーファーが劇的に減るのは、費用や寒さの問題が大半です。
ただ、冬も入らないとサーフィンは上達しません。
乗れるようになるとサーフィンってびっくりするぐらい楽しくなるので、今乗れていない人は冬も入ることを強くおすすめします。
とくに初心者や初級者は中級者にステップアップするのには冬のサーフィンは避けては通れません。
上述した寒さ対策を参考にして貰えば絶望的に寒いということも少なく着替えも楽になります。
冬のサーフィンを乗り切って夏だけサーファーをごぼう抜きしちゃいましょう!
関連:サーフィンで初心者から中級者まで上達する方法は?目安とレベル別の違いまとめ
関連:サーフィンを夏だけやるサーファーは上達しない?冬も海に入った方が良い?
ではでは今日もファンウェーブを期待して!!